Smartphone World のブログ

台湾 Computex 2011レポート -WP7編(その1)-

今回は、「WP7(Windows Phone 7)」編(その1)として、Microsoft社のブースでのHTC社のWP7端末を紹介しよう。

●Windows8の展示はないがWP7はある!
Microsoft社は、タッチ&トライが可能なWindows Phone 7端末を多数展示した。

 

Windows Phone 7端末の展示では、仕様についてROMとRAM、ストレージ容量を目立たせるように表記してあるのが特徴だ。

この理由はいくつか考えられるが、WP7のハードウェア上の制約が厳しく、差別化が図りにくいためとも考えられる(制約についてはSmartphone World Vol.1に掲載)。また、画面構成についても、「タイル」のほぼ完成された形でユーザに提供される。しかし、ハードウェアや画面での差が出しにくい分、外観で個性的な端末が多いのもWP7機の特徴だ。

なお、Microsoft社は会期中に開発中のWindows8を発表したが、参考出品はなかった。なお、Windows8にはWP7と同様の「タイル」デザインが組み込まれるとされている。

(2011.06.13追記 UIの参考動画をアップしました)


今回は、HTC社のWP7端末を見ていこう。
●QWERTYキーボード搭載
「HTC 7 Pro」はOfficeを搭載したビジネス&エンタテイメント向けの端末。スライドして現れるQWERTYキーボードは、キーの大きさ、間隔ともに大きめ。キーのデザインもHTC社らしい色づかいで表現されている。

 

HTC社のHTC 7 Pro紹介ページ
http://www.htc.com/www/product/7pro/overview.html

次の「HTC 7 Trophy」はゲーム向けの機種として位置付けられる。画面サイズは3.8インチで、待ち受け時間が405分と他の機種に比べて比較的長めだ。Windows Phone 7は、Xbox360の開発言語「XNA」が走る端末でもあり、Xbox Liveのゲームができることを特徴の一つとしている。

HTC社のHTC 7 Trophy紹介ページ
http://www.htc.com/www/product/7trophy/overview.html

●音を意識した2端末
「HTC 7 Surround」は、端末上部に配したスピーカーのデザインが特徴的。その名前の通り、音楽やビデオを見る・聴くための端末と位置づけられる。取材時は気づかなかったのだが、本体をスライドすると、大きいスピーカーが現れる。

 

HTC社のHTC 7 Surround紹介ページ
http://www.htc.com/www/product/7surround/overview.html

「HTC 7 Mozart」は、モーツァルトの名前を冠した高音質を売りにした端末。SRS社の「SRS WOW HD」を搭載している。

 

HTC社のHTC 7 Mozart紹介ページ
http://www.htc.com/www/product/7mozart/overview.html

上記で紹介した機種のほか、「HTC HD7」も展示されていた。

HTC社のHD7紹介ページ
http://www.htc.com/www/product/hd7/overview.html

 

WP編(その2)では、Windows Phone 7(Mango)端末のAcerによる参考出品などをお伝えする。

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