台湾 Computex 2011レポート -MeeGo編(その2)-
NewsSmartphone Worldタブレット・ボード情報 2011年6月10日
今回は、Computex2011レポート MeeGo編(その2)として、Intel社のブースを紹介しよう。
●MeeGoのタッチ&トライ
Intel社のブースでは、2011年の5月後半にタブレット向けUXが公式リリースされたばかりという状況で、MeeGoのタッチ&トライをアピールしていた。
ここでおさらいしておくが、MeeGoは同社の「Moblin」プロジェクトとNokia社の「Maemo」プロジェクトを統合したプロジェクトだ。現在はLinux Foundationが主管となり開発されている(詳細はSmartphone World Vol.1参照)。
MeeGoはAndroidやiOSなどとは異なり、完全にオープンな開発をしていることを特徴とし、世界的に注目されつつある。
●MeeGoタブレットがいろいろと
5月にサンフランシスコで行われたMeeGo Conference 2011で参加者に配布されたタブレット「ExoPC」や、ドイツの4tiitoo社の13インチタブレット「Wetab」、4tiitooによる10インチのタブレットUX「Green Ridge」、Linpus Lite社による13インチタブレットが紹介された。
●ネットブックにMeeGoを載せて
また、このコーナーでも紹介したASUS「X101」をはじめとして、富士通「Lifebook MH330」、Lenovo社「IdeaPad S100」、iRU社「Intro 002」などのネットブックにMeeGoを搭載していた。
●車載機器も射程に入れるMeeGo
さらに、IVI(In-vehicle Infotainment;車載用インフォテインメント)の参考出品もされていた。気づきにくいところに控えめに表示されていたが、Atom E6xxシリーズとMeeGoの組み合わせ。IVIは、インターネット・ラジオや3Dナビ、ネット閲覧やビデオのストリーミングなどが単一プラットホーム(つまりMeeGo)でできるようにする仕組みだ。
前述のMeeGo Conferenceでは、日産自動車がIVIワーキンググループに参加することを表明し、この分野も現実味を帯びてきている。
●MeeGo参考Webサイト
MeeGo(日本語サイト)http://meego.jp/
MeeGoユーザー会 http://www.meego-users.jp/
Linux Foundationコラム 下野 文久の「MeeGoの世界」
http://jp.linux.com/whats-new/column/shimono
●おまけ (Intel社のブースではないが、Intelなお姉さん)
次回は、Android編(その2)を紹介する予定。