●模型ロケット作りに挑戦
受付の横で「ロケットの製作・打ち上げ」の参加者を募集していたので,やってみることにしました(なにごとも自分でやってみるが肝心).模型ロケットと言えば,米国Estes Industries and COX社がESTESというブランドの模型ロケットのキットを数千円で販売していますが,今日のはどんなロケットなのでしょう…?(ちなみに模型ロケットについては,日本モデルロケット協会のWebサイトに詳しい情報が載っています).
連れて行かれた作業スペースの前には,地球観測センターのポスターや厚紙,フィルム・ケースなどが並んでいます.コルク栓のように見えたのは,ロケットのエンジン(推進力となる火薬)でした(ESTESのA型).エンジンの周りに厚紙を巻きつけ,さらにポスターを巻きつけて機体を作り,ロケットの頭(ノーズ・コーン)をポスターとフィルム・ケースを使って作ります(写真4).なるほど,キットを買わなくても,こんな方法でロケットって作れるのですね.
[写真4] ロケット製作過程
3枚の色画用紙は,ロケットの尾翼になります.
次に,機体に尾翼をとりつけます.パラシュートは,ビニールとたこ糸とセロテープで作ります.ノーズ・コーンと機体をショック・コード(ゴムひも)でつないで,パラシュートをショック・コードに取り付ければ,はい,できあがり(写真5).
[写真5] ロケット完成
打ち上げは屋外で行いました.機体のチェックを受け,ちょっとゆるんでいるところを補修してもらいます.そして,断熱材(焼き麩をくだいたもの)を入れ,底部にイグナイタ(発火のための部品)をつけてもらって,いよいよ打ち上げ台に載せてもらいます(写真6).
[写真6] 発射5秒前
5,4,3,2,1,発射! 発射ボタンを押すと,ポン,とロケットが上空に飛び上がります.少し離れた位置で,高度何mに達したかを計測してくれています(写真7).わたしのロケットは無事まっすぐに飛び上がり,62mという記録を残しました(写真8).
[写真7] 計測班のかたがた
計測お疲れさまです…(ちなみに,ロケットの製作・打ち上げの運営は,アイディアロケット工房の方々が担当しておられるようです).
[写真8] ロケット飛行記録証
ちなみに高度の平均値は,40〜50m程度だったそうです.ふふふ.H-IIAロケットの写真がついているのも,妙にうれしいのでした.
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