松下電工の半球ドーム型映像提示システム「サイバードーム」です(写真4).偏光メガネをかけて,半球ドーム型のディスプレイの前に座ると,等身大の立体映像を見ることができます(プロジェクタ2台で右目用と左目用の映像を投影している.メガネをかけずに画面を見ると,ぶれたような画面が見える).
今回の企画展では,銀ブラすなわち「銀座の思い出散策」と題して,銀座4丁目の交差点あたりのコンピュータ・グラフィック映像に実際の写真を組み合わせ,上映していました.
[写真4] これがサイバードームだ
この特別企画展を開催した昭和館は,戦中・戦後のくらしを次の世代に伝えるための施設です.館内には,図書室や映像・音響室(利用は無料),常設展示室(有料)などもあります.
映像・音響室では,ディジタル化された写真やニュース映画,レコードなどの資料をパソコンで検索,閲覧することができます(写真5).
[写真5] 映像・音響室の検索システム
それぞれのパソコンが個室に区切られているわけではないので,いったいどうやって視聴するのだろう…(どこかにヘッドホンでもあるのかな)? と思いながら「美空ひばり」で検索し,曲を選んで再生ボタンを押すと,いきなり音楽が流れ出しました.
はっと周りを見渡しましたが,それほど気にされているようすもありません.頭上に設置されたカバー付きのスピーカ(米国SoundTube Entertainment社製)が効を奏して,視聴している音が周囲に聞こえにくくなっているのだそうです(写真6).
[写真6] 頭上のスピーカに注目!
いろいろ調べがいがありそうです.また何かのときに利用してみよう,と思いつつ,館を後にしました.
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