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 開業当時の鉄道駅に集う当時の人々のようすを見ると,みな,とびきりのおしゃれをしているようです.昔は鉄道の乗車賃が高かったため,駅は上流社会の方々の社交の場にもなっていたようです.
 時代は変わりましたが今回再現された停車場付近も,オープンカフェのように机とイスが並んだ,ゆったりとくつろげるおしゃれなスポットになっているようでした(写真10)


[写真10] 旧新橋停車場に併設されたレストランもおしゃれな雰囲気.

 それでは,当時の鉄道に乗った気分で,実際に横浜(桜木町)まで旅してみましょう.JR京浜東北線 各駅停車の旅にいざ出発!(写真11)


[写真11] まずは車内で路線図を確認する.開業当時の駅は,新橋(旧新橋停車場)―品川―川崎―鶴見―神奈川―横浜(桜木町)なので,だいぶ駅数が増えている.

 ちなみに,当時の新橋−横浜間の所要時間は53分.現在の新橋−桜木町間の所要時間(JR京浜東北線 各駅停車の場合)は38分です(ちなみにJR東海道線なら,新橋−横浜(現 横浜駅)間が22分).


 新橋を出発.
 開発されつつある広大な汐留地区の脇を
 走りすぎます.

 新しいビルが立ち並ぶ品川近辺.
 品川を過ぎると,少しのどかな風景に….
 おっ!「トロンの湯」?
 大森駅を過ぎたところにも,蒸気機関車が
 あるようです.あれはいったい何でしょう?

 小さな川をまたぎ….
 多摩川(当時は六郷川)の広い河川敷を
 渡ると,まもなく川崎です.

 川崎を過ぎるとあっという間に鶴見川を
 越え,鶴見に到着.

 そうこうしているうちに,遠くに
 桜木町(みなとみらい地区)の
 ビル群が見えてきました.

 まもなく横浜に到着します.
 車窓に大きなビル群が迫ると,
 まもなく桜木町駅.目的地です.

 さて,ようやく桜木町駅に着きました(写真12).東海道線から乗り換えればもっと速いことを考えると,各駅停車の38分はやや長く感じます.


[写真12] 桜木町駅に到着.おなじみのビル群である.

 さて,駅から降りて観光案内版を見ると…あれ?「汽車道」って書いてありますが(写真13)? もしかしてこれは,かつての鉄道の跡なのでしょうか?


[写真13] 桜木町駅前の運河を横切る「汽車道」とは?


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