今月のお茶受け:年の初めも試練から
【川越・喜多院 だるま市】
<<コンナトコロニ組み込み技術:第8回>>
さてさて.日ごろは展示会に,インタビューにと忙しい編集部も,年末年始だけは少しのんびりとお休みモードです.そんななかでも,「そうだ,この機会に取材しておこう」と思うわたくしは取材班の鏡かもしれません.
「編集長,1月3日に,川越のだるま市を取材してきます」
「え? だるま? 何か組み込まれているの?」(編集長)
「はい,販売時にはないんですけど,購入者が組み込みます.
"眼"と,"願"を」
「それってこじつけ…」
(年始の格言)
いいのである.取材は,行ったもの勝ちである.
◆そうして試練は始まった
さて,はりきって出発したのはいいのですが,なんだか今日はやたらと冷え込んでいます.そんなとき,ふと空から,
「あ,雪が降ってきた…」

雪くらいではめげないぞ! 傘を取りに帰るのもめんどうだったので,そのまま歩き続けます.蔵づくりの街と言われる川越も,駅からしばらくはただの町.ところが,ある場所から,だんだん人の流れが増えてきます.たぶん,そちらのほうについていけば,だるま市が行われている喜多院にたどり着くのでしょう.

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