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2007年の組み込みレポート/インタビュー



レポート:人間の生活をじゃましない公道自律走行ロボットを開発へ 12.25
2007年11月16日〜17日,つくば国際会議場(茨城県つくば市)にて,公道を自律走行するロボット開発の試み「Real World Robot Challenge(愛称:つくばチャレンジ)」が実施された.これは,人々が生活している実環境の中で,ロボットが確実に自律的に動き回って働くための技術を追求することを目的としている.



レポート:中国経済発展をバネに成長する台湾ボード・メーカが勢いを誇示 12.20
台湾のボード・コンピュータ・メーカであるAdvantech社は,10月25日〜27日,中国・上海のLake Malaren Resortにて,同社のプライベート・ショウ「2007 Advantech World Partner Conference」を開催した.35カ国から,同社の顧客やパートナ企業の技術者など400人以上が出席した.



レポート:仮想デバッグ環境で動作するGoogleフォンのデモが登場―ET2007 12.18
2006年11月14日〜16日,パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて組み込み技術に関する展示会「ET(Embedded Technology)2007」が開催された.携帯電話メーカや携帯電話関連のソフトウェア・ベンダの事業モデルを揺るがす可能性のある「Googleフォン」のOS/開発環境を取り込んだデモンストレーションを,JTAG ICEベンダがいち早く公開した.



レポート:“若手による,若手のための”ソフトウェア・テスト・ワークショップ開催 12.18
2007年12月15日〜16日,水月ホテル鴎外荘にて,若手ソフトウェア・テスト技術者向けのワークショップ合宿「WACATE(Workshop for Accelerating CAdet Testing Engineers)2007」が開催された.本ワークショップは,若手の技術者が中心となって企画した“若手による,若手のための”ワークショップである.



レポート:チーム浜当目,ほぼ完ぺきな走り―ETロボコン2007 チャンピオンシップ 12.17
2007年11月14日,パシフィコ横浜 会議センターにて,LEGO MINDSTORMSを使ったライン・トレース競技会「ETロボコン2007 チャンピオンシップ大会」が開催された.地区予選に参加した181チームから選抜された24チームが走行を競った.会場がET(Embedded Technology)の展示会場とやや離れていたにもかかわらず,大勢の観客が観戦に訪れていた.



レポート:測距センサや光の向きを検出できるカメラに注目集まる―国際画像機器展 12.14
2007年12月5日〜12月7日,外観検査や計測,リモート・センシング,ロボット・ビジョン,生体認証などの画像アプリケーションに関する展示会「国際画像機器展」が,パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された.会場では,対象物までの距離を測るセンサや光の向きを検出できるカメラに注目が集まった.



レポート:ハイビジョン映像の伝送や画像処理技術に注目が集まる―Inter BEE 12.5
2007年11月20日〜11月22日,放送機器や映像機器,音響機器,放送関連の計測器に関する展示会「Inter BEE 2007(国際放送機器展)」が,幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された.会場では,ハイビジョン映像を高速に伝送したり,リアルタイムに加工(画像処理)したりする技術に注目が集まった.



レポート:取り組み広がる飛行船ロボット教育―第4回 MDDロボチャレ,マジカル・スプーン 11.6
2007年10月19日,日本科学未来館にて,模型飛行船を自動制御するコンテスト「第4回 MDDロボットチャレンジ」が開催された.大学や企業などによる11のチームが,モデル駆動開発手法による自律飛行制御システムの設計を競った.参加チームはソフトウェア開発の枠にとどまらない組み込みシステム開発の難しさをかみしめていた.



レポート:福岡県北九州市がカー・エレクトロニクス開発の拠点を設立 10.31
2007年7月,福岡県北九州市は,車載組み込みシステムに関する人材育成や研究開発を推進する組織「カー・エレクトロニクスセンター」を北九州学術研究都市内に設立した.ここ数年,自動車の生産拠点が九州北部に集まってきている.このような状況下で本組織がどのような役割を果たすのか,企画管理課長の清水 俊哉氏に聞いた.



レポート:日本IBM,非圧縮HDTV画像を伝送できる高速無線技術などを公開 10.30
日本アイ・ビー・エムは,2007年10月26日,プレス向けセミナを開き,同社東京基礎研究所(神奈川県大和市)の研究成果を披露した.同社東京基礎研究所は,世界に8個所ある米国IBM社の研究・開発拠点の一つで,約200人の研究者が所属している.東京基礎研究所では,マイクロデバイス,Javaコンパイラ,組み込みシステム,分散コンピューティング,セキュリティとプライバシ,ソフトウェア工学,データ解析を主に研究している.



レポート:ソニーの11インチ有機ELテレビに注目が集まる―CEATEC JAPAN 10.29
2007年10月2日〜10月6日の5日間,幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)において通信,情報,映像技術に関する展示会「CEATEC JAPAN 2007」が開催された.会場では,PLCなどのディジタル・ネットワークに関する部品やシステム,および大型液晶テレビなどの家電機器が多数展示された.中でも注目されたのが,ソニーの11V型有機ELディスプレイを搭載した薄型テレビである.



レポート:用途に最適化したCPUコアを求める自動車業界―ARM Forum 2007 10.22
英国ARM社の日本法人であるアームは,2007年10月16日,東京コンファレンスセンター・品川(東京都港区)にて,ARM社製品関連の技術コンファレンスを開催した.昨年のARM Forum 2006は2日間に渡って開催されたが,今年は1日のみに変更された.そのためもあってか,開場時の受付は,人混みでごったがえしていた.



レポート:ロボット関連技術が続々登場―イノベーション・ジャパン2007 10.16
2007年9月12日〜14日,東京国際フォーラムにて,大学の研究を産業界に紹介するイベント「イノベーション・ジャパン2007」が開催された.多指ロボットや家庭向けロボットなどに応用できる技術などが展示されていた.



レポート:コンパクトでかわいいPSoC評価キットが登場! 9.28
2007年9月,米国Cypress Semiconductor社は,USBメモリの形をした低価格(29.95ドル)のPSoC評価キット「CY3270 PSoC FirstTouch(以下,FirstTouch)」を発売した.このキットの使用感などをレポートする.



インタビュー:コミュニケーションは一日にしてならず 9.14
9月14日掲載の組み込み技術解説では,『1+1を10にする「チーム力」養成講座』と題して,キャッツ ソフトウェア技術センター センター長の穴田啓樹氏に記事を執筆いただいた.開発現場においては,なかなか予定どおりにチームを編成できたり,プロジェクトを推進できないことも多い.今回,機会を得たので穴田氏に少々泥臭い質問をぶつけてみた



レポート:180名超の技術者が“やる気”などについて活発に議論―SWEST9 9.12
2007年8月30日〜31日,遠鉄ホテル エンパイア(静岡県浜松市)にて,「第9回 組込みシステム技術に関するサマーワークショップ(SWEST9)」が開催された.今年は運営体制を刷新し,若手の研究者や技術者が活発に議論しやすいようプログラム構成や配布物に工夫を凝らしたという.今年の参加者は182名(うち105名が初参加)と,これまでで最も多かった.



レポート:輪ゴムで的を射る“やぶさめ”ライン・トレーサを製作―SSEST3 9.3
「実践・実感,組込み開発」をテーマに,2007年8月27日〜29日の3日間,遠鉄ホテル エンパイア(静岡県浜松市)において「第3回 組込みシステム技術に関するサマースクール(SSEST3)」が開催された.大学生や大学院生,社会人など合わせて約40名が7チームに分かれ,ライン・トレーサを製作して競技を行った.



レポート:外観検査に使えるコンピュータ内蔵小型カメラを展示―NIWeek続報 8.10
計測・制御システムのアプリケーション開発ツール「LabVIEW」のベンダである米国National Instruments社は,同社の製品と技術,応用事例をアピールするイベント「NIWeek 2007」を開催した.前回のレポートに引き続き,展示会の様子を紹介する.National Instruments社は本イベントで,カメラとホスト・マシンを一つにまとめた小型カメラ「NI Smart Camera」を披露した.



レポート:会場に実車を持ち込んでLabVIEW開発をアピール―NIWeek2007 8.8
計測・制御システムのアプリケーション開発ツール「LabVIEW」のベンダである米国National Instruments社は,同社の製品と技術,応用事例をアピールするイベント「NIWeek 2007」を開催した.会場で目立っていたのは,自動車の実物を持ち込んだデモンストレーションである.クルマが3台,オートバイが1台,展示されていた.



レポート:全国から選抜された50チームが組み込みソフトの性能と設計を競う 7.27
2007年7月14〜15日,ソフトウェアの走行性能と設計モデルを競う小型自走式ロボットのコンテスト「ETロボコン2007 選手権」が東京都内で開催された.14日に開催された競技会には関東,東海,関西の地区予選を通過した合計50チームが出場し,ライン・トレースの走行タイムを競った.



レポート:実写とCGをリアルタイム合成する展示に注目―産業用VR展 7.18
2007年6月27日〜29日,東京ビッグサイト(東京都江東区)にて,3次元表示や3次元計測,シミュレーション,CG(computer graphics)などに関する展示会「第15回 産業用バーチャル リアリティ展」が開催された(写真1).3次元表示などについての研究や装置の試作は十年来行われている.近年,パソコンのCPU性能が飛躍的に向上したことにより,実用化の時期を迎えた製品が増え,来場者の注目を集めた.



レポート:目の色が変わるカエルが最優秀賞を獲得―電子工作キット・コンテスト 7.18
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは,同社の8ビット・マイコンを使って製作した作品を競う「第2回 電子工作キット製作コンテスト」を開催した.全国から作品を募り,1次審査を通過した16作品の中から最優秀賞や各部門賞,審査員特別賞,ツクモロボット王国賞を選考した.



インタビュー:人と組織の「イキイキ」を研究する 7.17
どのような環境が整っていれば,人は充実感を持って仕事に取り組めるのだろう? そのような「人のイキイキ」を研究している団体がある.神戸大学を拠点として活動している「人と組織の活性化研究会」である.ユニークな取り組みがどのようにして生まれたのかを,発起人メンバの一人であるキャリアステージ 代表取締役の石見一女氏に聞いた.



インタビュー:派手なアピールの陰に地道な積み重ねあり 7.4
ETロボコン2007 関西地区予選会で優勝したチーム「うしろむき98%」は,コースのショートカットやZクランク走破などでポイントを稼ぎ,注目を集めた.派手なパフォーマンスを支えている正確な制御は,いったいどのように実現されているのだろうか.チームの開発メンバに聞いた.



レポート:プリンタ用ミドルウェアやGPSチップなどに注目が集まる 6.27
2007年6月6日〜7日,マイドームおおさか(大阪市中央区)にて組み込みシステム技術の展示会「Embedded Technology West 2007」が開催された.会場では,USBインターフェース経由でプリンタにデータを転送し,印刷するためのミドルウェアや,屋内で測位できる高感度GPSチップ,カメラ付き携帯電話で対象物までの距離するためのソフトウェアなどの展示が注目を集めた.



レポート:激戦区の東海で走行2位のチームが最優秀モデルを獲得 6.25
2007年6月16日,フォルテ・ガーデン(静岡県浜松市)にて,LEGO MINDSTORMSによる小型自走ロボットの競技会「ETロボコン2007 東海地区予選会」が開催された.愛知県や静岡県,岐阜県,石川県,富山県などから28チームが出場した.会場は,吹き抜けのある開放的なスペースである.時々刻々と光の状況が変わる中,軽快な走りを見せた9チームが本選進出を決めた.



レポート:ぶっちぎりの走行タイムの理由とは―ETロボコン関西予選 6.18
2007年6月10日,大阪電気通信大学 四条畷キャンパス(大阪府四条畷市)にて,LEGO MINDSTORMSによる小型自走ロボットの競技会「ETロボコン2007 関西地区予選会」が開催された.タイム部門で優勝したチーム「うしろむき98%」は奇抜なアイデアと確実な制御で喝さいを浴びたが,本来のライン・トレース競技とかけ離れた走行であることから物議を醸した.



レポート:「ロボット」が小中高生と組み込み技術をつなぐ―ET×ロボット2007 6.18
2007年6月9日〜10日,大阪電気通信大学 四条畷キャンパス(大阪府四条畷市)にて,組み込み技術(ET:embedded technology)とロボットをテーマにしたイベント「ET×ロボット2007」が開催された.中高生に向けたサッカー・ロボット制作講座や,小学生以上を対象とした組み立て式の動物型ロボット工作教室などが開かれ,親子連れなどでにぎわった.



レポート:ハイパワーLED向けの放熱基板が熱い―JPCA Show 6.14
2007年5月30日〜6月1日,東京ビッグサイト(東京都江東区)にて,プリント基板や実装技術に関する展示会「JPCA Show 2007」が開催された.会場では,高輝度/ハイ・パワーLEDやパワー・モジュールなどから発生する熱を空気中やきょう体に効率良く逃がす基板の展示に注目が集まった.



レポート:「分かりやすさ」を追求した開発環境が続々登場―ESEC 6.5
2007年5月16日〜18日,東京ビッグサイトにて,組み込みシステムに関する展示会「第10回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」が開催された.UMLのステート・マシン図を入力に使えるディジタルI/O制御ユニットや,直感的に分かりやすいボタンを備えた組み込みシステムのテスト履歴を記録する装置などが展示された.



レポート:マルチコアCPUに対応するボードやリアルタイムOSが続々―ESC 4.27
2007年4月1日〜4月5日,McEnery Convention Center(米国カリフォルニア州サンノゼ)にて,組み込みシステムの最新技術などを紹介するカンファレンス「2007 ESC(Embedded Systems Conference) Silicon Valley」が開催された.米国前副大統領Al Gore氏によるキーノート・スピーチや,トヨタ自動車のハイブリッド自動車「プリウス」の解体ショーなどが盛況だった.



レポート:システムの事前安全性解析に重点を置くMISRAガイドラインに注目 4.1
2007年3月26日,東陽テクニカ(東京都中央区)にて,自動車制御ソフトウェア開発におけるガイドライン「MISRA安全性解析(MISRA-SA)」に関するセミナが開催された.本ガイドラインの策定を進めている業界団体MISRA委員長のDavid Ward氏や,MISRA-SAについて調査を実施してきたOTSLの桑山敏之氏が,本ガイドラインの概要や策定状況,適用例(ケース・スタディ)について講演した.



レポート:UHF帯のRFIDタグやリーダ/ライタが続々―第4回自動認識総合展・大阪 2.27
2007年2月15日〜16日,日本自動認識システム協会(JAISA)は,RFIDやバーコードなどの自動認識技術に関する展示会「第4回自動認識総合展・大阪」を開催した.2006年1月の電波法改正によりRFIDとして使用しやすくなったUHF帯のRFIDタグやリーダ/ライタの開発・製品化に,各社が力を入れていた.



レポート:スプーンで動く飛行船が学校にやって来た―都立大泉高校 公開授業 2.22
2007年2月14日,東京都立 大泉高等学校にて,コンピュータによる情報処理を理解するための教材「マジカル・スプーン」を使った高校2年生向けの授業が行われた.高校生が2人1組になってスプーンを叩き,飛行船の操縦に挑戦した.



レポート:ソフトウェア・テストに注目するエンジニア1,500人が一堂に会する 2.21
2007年1月30日〜31日,目黒雅叙園にて,「ソフトウェアテストシンポジウム2007東京(JaSST'07 Tokyo)」が開催された.開催初日には,書籍「Death March」の著者であるEd Yourdon氏が基調講演を行った.また,個別のセッションとして,上流工程に焦点を当てたものやモデル・ベース・テストを扱うもの,現場に密着した実用知識を扱うものなどが実施された.



無線ネットワーク構築・アプリケーション・コンテスト・レポート無線ネットワーク構築・アプリケーション・コンテスト・レポート
レポート:学生設計コンテストで体感型ビデオ・ゲーム「Wih」が優勝! 2.20
大阪大学大学院 情報科学研究科は,ZigBeeモジュールを用いた無線ネットワーク構築実習の成果を学生が発表する場として,「無線ネットワーク構築・アプリケーション・コンテスト」を開催した.研究室単位で7チームに分かれ,チームごとに発表とデモンストレーションを行った.山岳救助システムや体感型のビデオ・ゲームなど,さまざまなシステムが紹介された.アイデアや実用性,完成度などの観点で審査が行われた.



レポート:FPGAベンダがストラクチャードASIC事業の成功をアピール 2.13
2007年1月25日〜26日,パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて,LSI設計やEDA技術に関連する展示会「Electronic Design and Solution Fair 2007」が開催された.日本アルテラは,ストラクチャードASIC「HardCopy」と「HardCopy II」の採用事例として,ソニーのビデオ機器などの搭載基板を展示した.



レポート:新たなる「自分2.0」を描こう―Open SESSAME Workshop 2007 1.23
技術者の養成やスキルアップの必要性が声高に叫ばれる中,個々の技術者は,どのようにして自分の人生設計やキャリア・プランを描いていけばよいのだろうか? その答えの一つとして,チェンジビジョン 代表取締役の平鍋健児氏は,自分のこれまでの人生を振り返ることにより,次に進むべき方向を発見する「自分2.0宣言」という方法を提示した.



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