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2006年の組み込みレポート/インタビュー


レポート:RFIDを埋め込んだコンクリートや点字ブロックが登場―TRONSHOW 12.21
2006年12月5日〜7日に,東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて,TRONプロジェクトのシンポジウム「TRONSHOW2007」が開催された.トロン協会やT-Engineフォーラムの参加企業が,それぞれの開発成果を発表した.例えばYRPユビキタス・ネットワーキング研究所は,ucode(ubiquitous code)を付与したバーコードなどのデモストレーションを行い,来場者の注目を集めた.



レポート:トヨタ生産方式とXPに学ぶソフトウェア開発の「見える化」 12.15
2006年12月7日,日本科学技術連盟(東京都渋谷区)にて,ソフトウェア開発の現場を活性化・改善していくための研究会「ソフトウェア カイゼン交流会」が開催された.トヨタ生産方式から生まれた“カイゼン”の手法をソフトウェア開発に適用する試みが注目を集めている.



レポート:海外への業務委託をきっかけにUML導入の機運高まる 12.15
2006年12月5日,泉ガーデンコンファレンスセンター(東京都港区)にて「第2回 中国オフショア開発セミナー」が開催された.中国におけるオフショア開発が進む中,日中双方のエンジニア間のコミュニケーションの円滑化を目的として,UMLへの関心が高まっているという.



レポート:無線通信も車載もビデオ・アプリケーションへ―ET2006レポート 11.29
2006年11月15日〜17日,パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて組み込み技術に関する展示会「ET(Embedded Technology) 2006」が開催された.無線通信や車載システムなどと組み合わせたビデオ信号処理のデモンストレーションに注目が集まっていた.



レポート:オープン・ソース車載通信ミドルウェアの実用性を実車で確認 11.28
2006年11月27日,アイシン精機の豊頃試験場(北海道中川郡豊頃町)にて,実車を用いた自動車制御用ソフトウェアの実証実験が行われた.名古屋大学とヴィッツが中心となって設立した地域新生コンソーシアムが開発したミドルウェアを,アイシン精機と東海理化電機製作所がそれぞれECUに組み込み,実車に搭載して確認した.



特別寄稿:安全なシステムへの一歩は「思いやり」から 11.24
2006年の組み込みシステムに関係するキーワードは「機能安全」であったようです.確かに,回転扉やエレベータの事故など,工業製品そのものやその後の保守の不具合が相次いで悲惨な結末をもたらすのを見ると,「不具合が発生することを前提として,安全機能を備えることにより不具合の影響を極力低減する」という機能安全の考え方が重要視されるのは当然の流れだと思います.



レポート:車載のELディスプレイやLEDバックライトに注目―FPD International 11.22
2006年10月18日〜20日,パシフィコ横浜(神奈川県横浜市西区)にて,プラズマ・ディスプレイや液晶ディスプレイなどのフラット・パネル・ディスプレイに関する展示会「FPD International 2006」が開催された.本イベントは,ディスプレイの部材や部品,および最終製品となる家電ディスプレイ製品を扱う展示会である.会場では,例えばデンソーなどが車載用途を意識したELディスプレイを展示し,注目を集めた.



レポート:JASA組込みソフトウェア技術者試験が11月9日からスタート 11.10
組込みシステム技術協会(JASA)は,「組込みソフトウェア技術者試験 クラス2(エントリレベル)」を2006年11月9日から開始した.併せて,10問の模擬問題(組込みソフトウェア技術者試験 スキルチェックミニテスト)も公開した.
※ ET2006の「CQ筆者陣によるミニ講演会」にて,上記試験の関連講演があります.詳しくはこちら



レポート:「魔法のスプーン」と飛行船で将来の技術者を育てる 11.1
2006年10月22日,日本科学未来館にて,高校生を対象とした教育プログラム「Let's GOGO!マジカル・スプーン」の模擬授業が実施された.マジカル・スプーンは,金属のスプーンを利用して,情報処理における符号化/復号化を体験的に学習するプログラムである.



レポート:ARMコアのライセンシ数は5年間で2.3倍に―ARM Forum 2006 10.26
英国ARM社の日本法人であるアームは,2006年10月17日〜18日,東京コンファレンスセンター・品川(東京都港区)にて,ARM社製品関連の技術コンファレンス「ARM Forum 2006」を開催した.特別講演では,携帯電話会社のソフトバンクモバイル(旧ボーダフォン)が,番号ポータビリティを意識した携帯電話の新機種や,携帯電話プラットホームの方向性について講演した.



レポート:「xvYCC」に対応した液晶テレビなどに人だかり―CEATEC JAPAN 10.19
2006年10月3日〜7日,幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)にて,通信,情報,映像技術に関する展示会「CEATEC JAPAN 2006」が開催された.デジタル放送や高精細(HD)映像に対応したテレビ受像機の展示に来場者の注目が集まった.



レポート:2.4GHzの短距離無線802.15.4チップがセキュリティ機器搭載へ 9.25
2006年9月13日,目黒雅叙園(東京都目黒区)にてフリースケール・セミコンダクタ・ジャパン主催の「フリースケール・テクノロジ・フォーラム・ジャパン2006」が開催された.米国Freescale Semiconductor社の研究開発や製品などに関する基調講演や技術セミナのほか,同社の製品を搭載した機器などの展示が行われた.



レポート:完走率最大30%の法則?―LEGOロボット競技 関西大会 9.21
2006年9月17日,ラスタホール(兵庫県伊丹市)にて,LEGO MINDSTORMSで作成したロボットの走行タイムを競う競技会「LEGOロボット競技 関西大会」が開催された.ETロボコン2006に出場したチームを中心とする15チームが参戦し,チーム「猪名寺駅前徒歩1分(三菱電機マイコン機器ソフトウエア)」が優勝した.



レポート:組み込み開発の課題は「品質向上」に加えて「機能安全」 9.11
2006年9月1日,品川プリンスホテル(東京都品川区)にて,日本機能安全の設立を記念したセミナ「機能安全エキスパート・セミナー」が開催された.組み込みシステム開発の動向や機能安全に関する国際規格IEC61508の概要,認証取得プロセス,リスク分析手法について,経済産業省 組込みソフトウェア開発力強化委員会のメンバやIEC61508国際委員会のメンバなどが講演した.



レポート:携帯端末に動画像を配信する組み込みデータベースなどを展示 9.8
2006年9月1日,青山テピア(東京都港区)にて,PDAや携帯型機器の展示会「PDA・モバイルソリューションフェア2006」が開催された.30社以上の企業が,携帯型機器の展示や,携帯型機器を用いたシステムのデモンストレーションを行った.例えば,東電ユークエストは,携帯端末に動画像データを配信する組み込みデータベースを展示した.



レポート:あの手この手でeXtreme Programmingを体感―XP祭り2006 9.4
2006年9月2日,江戸川区総合文化センター(東京都江戸川区)にて,eXtreme Programming(XP)の成果や事例を紹介するイベント「XP祭り2006」が開催された.XPの適用事例が発表されたほか,テーブル・ゲームをとおしてXPを体感するチュートリアルや,XP方式の開発を競うコンテストが実施された.



インタビュー:東京での無念を大阪で晴らす?―LEGOロボコン関西 プレビュー 8.22
「もうちょっと安定した環境なら,うちだって上位をねらえたのに…」という思いが残ったチームも多かったことだろう.そんな,ETロボコン2006での無念の思いを晴らす機会が提供される.2006年9月17日,伊丹市ラスタホール(兵庫県伊丹市)にて「LEGOロボット競技 関西大会(通称:負け犬大会)」が開催されることになった.



レポート:UWBや802.11n対応チップセットが製品化 ―ワイヤレスジャパン2006 8.18
2006年7月19日〜21日,東京ビッグサイト(東京都江東区)にて,ワイヤレス機器や通信サービスに関する展示会「ワイヤレスジャパン2006」が開催された.IEEE802.11nやUWB(ultra wideband)などの高速無線通信に対応したチップセットを用いたデモンストレーションが行われた.



レポート:機能安全やコーチングなどを産学で議論 ―SWEST8レポート 8.7
2006年7月13日〜14日,遠鉄ホテルエンパイヤ(静岡県浜松市)にて,産学で議論や技術交流を行うワークショップ「第8回 組込みシステム技術に関するサマーワークショップ(SWEST8)」が開催された.決められたテーマに基づいて自由に議論する分科会や,チュートリアル,ポスタ・セッションが開催されたほか,機能安全の考えかたやIEC61508規格の動向に関する講演なども行われた.



インタビュー:Telelogic社はRhapsodyとTAUのいずれの開発も継続 8.7
2005年12月,スウェーデンTelelogic社は,UMLモデリング・ツール「Rhapsody」の開発元である米国I-Logix社を買収した.I-Logix社買収後半年が経った現在,両社のツールはどのように位置づけられているのだろうか.今後の製品開発や顧客対応について,Telelogic社のPatrick Regester氏とThomas Konrad氏に聞いた.



レポート:具体的な応用をターゲットとした開発環境が続々―ESECレポート 7.19
2006年6月28日〜6月30日,組み込みシステム開発に関する展示会「第9回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」が,東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催された.車載機器やネットワーク家電など,具体的な応用機器をターゲットとした開発環境や評価キット,リファレンス・デザインなどのデモンストレーションがあちらこちらで行われていた.



レポート:小型のリフロ装置やプリント基板加工機などを展示―JPCA Show 7.13
2006年5月31日〜6月2日,東京ビッグサイト(東京都江東区)にて,電子実装技術や材料,製造機械・装置に関する展示会「JPCA Show 2006/2006マイクロエレクトロニクスショー」が開催された.本展示会では,研究・試作やセル生産などに利用できる小型のリフロ装置やプリント基板加工機,X線透視検査装置,基板リワーク装置などの展示が目立っていた.



インタビュー:来たれITエンジニア,ヒットと自負で支えるケータイ開発へ 7.10
プロジェクトの規模が大きい携帯電話のソフトウェア開発は,プロジェクト・リーダをはじめとした開発人員を求めている業種である.ここでは,携帯電話開発の現状と,ITソフトウェア技術者が携帯電話のソフトウェア開発に携わる際に新たに身につけてほしいスキルについて,松下電器産業 人材開発カンパニー コーポレート技術研修センター 首都圏チーム チームリーダーの堀内俊文氏に聞いた.



レポート:オリンパスソフトとNECソフトウェア北陸のチーム優勝―ETロボコン 7.3
2006年7月1日〜2日,東京都立産業技術高等専門学校(東京都品川区)にて,LEGO MINDSTORMSで作成したロボットの走行タイムとUML(unified modeling language)などのモデルの良し悪しを競う競技会「ETロボコン2006」が開催された.今年は,アルゴリズムや制御方針の妥当性を評価する「予測性能」という項目をモデルの審査基準として追加した.



レポート:本番まであと2週間,競技会の栄冠はだれの手に―ETロボコン試走会 6.22
2006年7月1日に開催される「ETロボコン2006」の競技会を約2週間後に控えた6月中旬,本番と同じコースを使った試走会が開催された.参加した各チームは,開発した走行体を実際に走らせ,データ収集やプログラムの調整を繰り返した.ETロボコンとは,LEGO MINDSTORMSで作成したロボットの走行タイムとUML(unified modeling language)などのモデルの良し悪しを競う競技会である.



レポート:OMGが組込みスキル標準に基づくスキル管理標準の策定に意欲 6.21
2006年6月13日,ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)の活動成果を発表する「SEC Forum 2006」において,SECの組み込み系プロジェクトの活動報告と講演が行われた.2005年度の活動成果の報告のほか,2006年1月〜3月にかけて実施された組み込みソフトウェア産業実態調査の結果も報告された.



レポート:「防犯」や「情報漏えい防止」をうたうシステムに注目―Interop Tokyo 6.16
2006年6月7日〜9日,幕張メッセ(千葉市美浜区)にて,ネットワーク技術に関する展示会「Interop Tokyo 2006」が開催された.セキュリティや情報漏えい対策をうたった展示やデモンストレーションが多く見られた.例えば,松下電器産業はRFIDを利用した無線センサ・ネットワークによる防犯システムのデモンストレーションを行った.



インタビュー:MISRA-C導入のススメ
――実運用のためのQ&A
6.15
C言語における「危険なプログラミング」を避けるため,「MISRA-C(正式名称は“Guidelines for the Use of the C Language in Vehicle Based Software”)」というコーディング規約が自動車業界で注目されている.ここでは,MISRA-Cに造けいが深いエンジニアの方々に,こうしたコーディング規約の必要性,また実設計に生かすための考えかたなどを聞いた.



レポート:オープン・ソースのリアルタイムOSでIEC 61508の認証をめざす 6.9
2006年5月26日,TOPPERSプロジェクト(会長 高田広章氏)は,同プロジェクトが開発しているリアルタイムOSカーネルのロードマップを発表した.2006年度中に,割り込み管理機能やコンポーネント仕様を備えたカーネル「TOPPERS/ASP」と,メモリ保護機能やアクセス保護機能を搭載したカーネル「TOPPERS/HRP」を開発する.



レポート:FlexRayやIDB-1394など,次世代車載LAN対応デバイスが続々 6.2
2006年5月24日〜26日,パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて,自動車技術に関する展示会「人とくるまのテクノロジー展2006」が開催された.FlexRayやIDB-1394など,次世代の車載LANとして注目されているプロトコル規格に対応したデバイスが製品化されており,それに関連したデモンストレーションや展示が数多く行われた.



レポート:用途別に最適化した電源ICが目白押し―第21回 電源システム展 6.1
2006年4月19日〜21日,幕張メッセ(千葉市美浜区)にて,設計者・生産技術者のための総合展示会「TECHNO-FRONTIER 2006」が開催された.その中の一つとして,電源装置や電源用部品などに関する展示会「第21回 電源システム展」のようすを紹介する.会場では,アプリケーションごとに最適化した電源ICやDC-DCコンバータの展示が多く見られた.



レポート:モバイルとクルマの将来像をうかがわせる部品が集結-ALPS SHOW 5.29
電子部品の大手メーカであるアルプス電気は,顧客向けの展示会「ALPS SHOW 2006」を2006年5月24〜26日に東京の新高輪プリンスホテルで開催した.今年は,携帯電話機やディジタル・カメラなどのモバイル機器と,エレクトロニクス化が進む自動車の将来像をうかがわせる展示が相次いだ.



レポート:組み込み企業のUML教育に利用されるETロボコン 5.19
LEGO MINDSTORMSで作成したロボットの走行タイムとUMLなどのモデルの良し悪しを競う競技会「ETロボコン」の参加チーム数が,年々増えている.2006年の参加チーム数は106(2005年は53)で,そのうち47チームが企業からの参加である.ETロボコンを新人教育やUML教育の手段として活用する企業が増えたことが,参加チームの増加につながったようだ.



レポート:ロボットや医療機器などへの応用を想定したセンサとモータに注目 4.26
2006年4月19日〜21日,幕張メッセ(千葉市美浜区)にて,機械要素・部品・システムに関する展示会「第15回 モーション・エンジニアリング展」が開催された.会場では,ロボットや医療機器,ゲーム機などへの応用を想定した展示が多く見られた.例えば,ロボットの指先の力を検出するタッチ・センサやロボットの関節で利用可能な小型半球面モータによる多自由度アクチュエータなどが展示され,来場者の注目を集めた.



レポート:音響メーカ初のViiv搭載機器をオンキヨーが発売―IDF Japan 2006 4.24
2006年4月6日〜7日,東京プリンスホテル(東京都港区)にて,「インテル・デベロッパー・フォーラム Japan 2006」が開催された.展示会場では,「Viivテクノロジー」を採用したオンキヨーのパソコン「HD(high difinition)メディア・コンピュータ HDC-7」のデモンストレーションが行われ,来場者の注目を集めた.Viivテクノロジーとは,Intel社が提案する,パソコンをベースにした音楽・映像などのエンターテインメント向けプラットホームである.



レポート:自動車を意識したセンサ応用に注目―計量計測展&センサエキスポ 4.12
2006年4月5日〜7日,東京ビッグサイト(東京都江東区)にて,センサに関する展示会「センサエキスポジャパン2006」と,計量計測機器・技術に関する展示会「国際計量計測展」が開催された.会場では,自動車への応用を意識した展示が多く見られた.例えば,2台のカメラを使い自動車の外形などを数秒で測定できる3次元計測システムや,自動車のエンジン・ルームの容積を数秒で測定できる超音波計測システムなどが展示され,来場者の注目を集めた.



レポート:開発競争は「優れたカメラ」から「防犯システム」へ―SECURITY SHOW 3.15
防犯機器や防犯システムに関する展示会「SECURITY SHOW 2006」が2006年3月7日〜10日,東京ビッグサイトにて開催された.出展社数は過去最多の224社,来場者数は79,646人に達した.従来はカメラそのものの性能をアピールする展示が目立ったが,今回は無線LANやハード・ディスク,ネットワーク・カメラ,人検知センサなどを組み合わせた「防犯システム」の展示が目立った.



レポート:標準化組織がVHDLの改訂に着手―EDS Fair 2006レポート 3.8
2006年1月26日〜27日,パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて,LSIの設計自動化技術に関する展示会「Electronic Design and Solution (EDS) Fair 2006」が開催された.こうした展示会では,標準化活動や各社の製品のロードマップが紹介されることが多い.例えば本展示会では,LSI設計言語などの標準化・普及推進組織であるAccelleraが,VHDLやテスト容易化設計に関する標準化のロードマップを発表した.



レポート:受動部品やLSIを内層に埋め込んだ基板に注目―インターネプコン 1.25
実装技術関連の展示会「インターネプコン ワールド JAPAN 2006」が,2006年1月18日〜20日に東京ビッグサイトで開催された.出展社数は過去最多の1,098社,来場者登録数は58,169名に達した.会場では,チップ抵抗やチップ・コンデンサ,LSIを内層に埋め込んだプリント基板に注目が集まっていた.また,放熱性を考慮したLSIパッケージやプリント基板も展示されていた.



 
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