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携帯端末に動画像を配信する組み込みデータベースなどを展示
――PDA・モバイルソリューションフェア2006レポート

 

組み込みネット編集部

 2006年9月1日,青山テピア(東京都港区)にて,PDAや携帯型機器の展示会「PDA・モバイルソリューションフェア2006」が開催された(写真1).本展示会は,今年で5回目を迎える.30社以上の企業が,携帯型機器の展示や,携帯型機器を用いたシステムのデモンストレーションを行った.例えば,東電ユークエストは,携帯端末に動画像データを配信する組み込みデータベースを展示した.動画のダウンロード処理が中断しても,不足するデータのみを再送すればデータ転送を完了できる.

[写真1] PDA・モバイルソリューションフェア2006の会場入口


●組み込みデータベースを利用して,携帯端末間で動画を受け渡し

 東電ユークエストは,組み込み用分散型データベースのデモンストレーションを行った(写真2).組み込み用分散型データベースとは,サーバと携帯端末に載せる組み込み機器向けのデータベースである.あるデータベースが更新されると,同期してほかのサーバや携帯端末に更新情報を通知する機能を備えている.
 例えば,動画サーバから携帯端末への動画データのダウンロード処理が中断した場合,携帯端末がダウンロードした動画データを組み込み用分散型データベースに保存していれば,動画サーバが不足するデータのみを再送することで,データ転送を完了できる.また,ネットワークのトランザクションを組み込み用分散型データベースに保存しておけば,ネットワークの一部が切断されても,ネットワークの構成を調べることなく,トランザクションを復元できる..
 このデータベースを利用するには標準で3.5M〜4Mバイトのメモリが必要になる.顧客の要望があれば,省メモリ化したカスタムのデータベースも提供できるという.

[写真2] 東電ユークエストの組み込み用分散型データベースを利用した動画配信のデモンストレーション

 さらに同社は,センサ・ネットワーク用通信モジュールと通信用ソフトウェアのデモンストレーションも行った(写真3)

[写真3] 東電ユークエストのセンサ・ネットワークのデモンストレーション


●NTTドコモと東京大学が,新しいバス運行システムを共同展示

 NTTドコモは,東京大学との産学協同の成果の展示として,オンデマンド・バスのシステムの紹介を行った(写真4).オンデマンド・バスとは,乗客から予約があると,GPSの位置情報を利用して,最適なルートを選びながらバスを走行させる運行システムである.従来の路線バスでは,乗客がいなくてもバスを運行させる必要があった.今後,長崎県で実証実験を行うという.
 NTTドコモは,カー・ナビゲーション・システムと携帯電話の間をBluetooth通信でつなぐハンズ・フリー製品のデモンストレーションなども行った.

[写真4] オンデマンド・バスの車載器(左)と,位置情報サービス(右)


●さまざまな海外の携帯端末を展示

 シーエフ・カンパニーは,米国Baracoda社のRFIDリーダ/ライタや韓国AM-TECH社のBluetooth対応携帯型プリンタなど,さまざま海外のモバイル機器を展示した.首からかける社員証入れの形をしたフィンランドiqua社の携帯電話用Bluetoothヘッドセットなど,アイデア商品を展示していた(写真5)

[写真5] iqua社の社員証フォルダ型Bluetoothヘッドセット




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