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●半球面モータを2個搭載した多自由度アクチュエータ
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名古屋大学大学院 大岡研究室は,XYZ方向の力を検出できる触覚センサを展示した(写真4).同研究室ではロボットの指先などでの利用を想定している.
本センサは,42本の突起をもつシリコン・ゴムやゴムの裏側に配置されるアクリル板,アクリル板の裏側に取り付けるCCDイメージ・センサ,外部光源からの光をアクリル板に均一に分配・入光する数十本の光ファイバ,CCDイメージ・センサから得られた画像を解析するボードとソフトウェアから構成される.力の検出では,アクリル板に押しつけられたシリコン・ゴムの面積(押しつけられたところが明るくなる)を,CCDイメージ・センサで読み取る.約2N(値はゴムの構造などで可変)までの力を検出できる.
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慶應義塾大学 前野研究室は,超音波モータを展示した.DCモータに比べて低速で高いトルクが得られる.そのため,減速機などが不要となり,小型・軽量化が可能である.例えば,ロボットの指関節や手術用の鉗子などに利用できる.また,ディジタル・カメラのAF機構に採用された実績がある.
モータは,用途に合わせてさまざまな形状のものを用意できる.写真5に示す手のモデルでは,1本の指で5Nの持ち上げトルクを出力可能.1関節の応答性は10Hz以上,4関節では5Hzである.
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岡山大学大学院 鈴森・神田研究室は,力覚提示装置を展示した(写真6).30本の1軸アクチュエータと30個のモータを組み合わせた20面体により,例えば両手で枕をひねる,引っ張る,押さえつけるなどの分散した力を検出できる.同研究室では研究が進めば,ゲーム機やリハビリ支援装置などへの応用が期待できるとする.
アクチュエータは本装置のために開発したもので,米国Cypress Semiconductor社のPSoCマイコン「CY8C27243」やモータ・ドライバ,計装アンプ,同研究室で開発したマイクロ力センサなどを搭載している.
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岡山大学大学院 則次研究室は,手首のリハビリ支援装置を展示した(写真7).6本の空気圧シリンダをStewart Platform型(パラレル・メカニズムの一つ.各シリンダには伸縮だけで曲げの負荷がかからないため,剛性が高い)に組み合わせることで,XYZ方向の運動とその軸を中心とした回転運動を発生させる.手根骨を押し込みながら手首を屈曲・伸展させるという,通常,理学療法士が行っている動作を再現できるという.
本装置はパソコンのプログラムや専用のコントローラなどで制御可能.発生トルクは,X軸,Y軸,Z軸方向にそれぞれ±61N,±54N,±104N,X軸回り,Y軸回り,Z軸回りにそれぞれ±5.9Nm,±5.1Nm,±10Nmである.
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東京工業大学 横田・吉田研究室は,電界共役流体(ECF:electro conjugate fluid)を展示した.ECFは水よりも粘性があり,およそ数kV,数μAの電圧・電流を加えることで活発な流動を発生する.例えば,写真8(a)のような専用のECFポンプを使えば,ECFを写真8(b)のように押し出せる.また,写真9のように電極間に高電圧を加えることで,モータを形成できる.トルクは数μN程度.ノート・パソコンの冷却液への応用などを見込んでいる.
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(a)ECFポンプ
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(b)ECFポンプを使いECFを噴射しているようす
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●静電誘導で動くアクアリウム・ロボットを展示
東京大学 樋口・山本研究室は,静電誘導を利用したアクチュエータで動作するアクアリウム・ロボットを展示した(写真11).このうち,魚の形をしたロボットはリニア型のアクチュエータを用いており,泳ぐ方向を左右に変えられる.アクチュエータの大きさは15.7mm×17.6mm×0.16mm.推進力は43mN.印可電圧は2kV.同大学では,これらのアクアリウム・ロボットを開発するベンチャ企業を2年後に立ち上げる計画.
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(a)リニア型の静電アクチュエータを用いた魚のロボット
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(b)回転型の静電アクチュエータを用いた海草のロボット
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