●鹿男あふれる東大寺
法隆寺の次は東大寺に向かいました.東大寺には鎌倉の大仏(高さ約11m)よりも大きいといわれる奈良の大仏(高さ約15m)があります.さすがに大仏殿を遠くから見るだけでも半端ではない大きさです(写真9).ぐぉお,でかい!
建物の中に入ってみると,大仏が姿を現しました(写真10).写真では大きさがよく分からないのですが,大仏の鼻の穴が大仏殿の柱に開いた穴(写真11)と同じといわれています.この穴をくぐり抜けられると,賢くなったり,厄除けになったり,いろいろご利益があるみたいです.
見事に通り抜けられませんでした….
まぁ大仏の後にいた廣目天が面白かったので,よしとしておきましょう(写真12).
[写真9] 東大寺・大仏殿
遠くからみても高層ビルのようにでかい.人間が米粒のように見える.
[写真10] 奈良の大仏
大仏様の鼻の穴が….
[写真11] 大仏殿の柱
この大きさ.くぐり抜けてご利益をゲットしようとして,難なく挟まった….
[写真12] 廣目天
なぜかまたぐらに顔が! 誰?
東大寺・南大門には,これまた日本史で聞いたことのある金剛力士像(運慶・快慶作)がにらみを利かせています(写真13).そして南大門の前では,鹿男や鹿女が我がもの顔で歩き回っています(写真14).出た〜!
鹿のエサとなる鹿センベイを売っているのですが,鹿は売り場の品物には絶対に手を出しません.よほど厳しいしつけを受けているみたいやな….
慣れたもので,お客さんが鹿センベイを買う素振りを見せるとすぐに寄ってきます.日本人だろうが外国人だろうが,男だろうが女だろうが,大人だろうが子供だろうが,お構いなしです(写真15〜写真17).
[写真13] 金剛力士像
これは,「あ」?「うん」? 口開いてるからたぶん「あ」かな?
[写真14] 鹿男
東大寺・南大門の前をあまりに堂々と歩き回る鹿男たち.
[写真15] 鹿男に襲われる外国人のおねえさん
「エサくれ〜!」,「エサくれ〜!」,「ごっつノ〜!」
[写真16] 振り向く鹿男
「ん?」,「こっちか?」
[写真17] 鹿男に襲われる外国人のおにいさん
「エサくれ〜!」,「エサくれ〜!」,「ごっつノ〜!」
う〜ん,たくましすぎる.恐るべし鹿男.
はっ! そういえば,奈良取材の話やなくて今年の抱負は?
せっかくなので今年は,「聖徳太子の耳・養成キット」でも使って人の話を去年の10倍くらい聞けるようになりますか! そうすれば記事も10倍くらい作れそうやし,編集長からの攻撃はサッと避けられそうやし.もしかしたら給料も10倍になったりして….
給料が10倍になったら使い切れるか,今から心配ですよ.今年は困ったことになりそうやな〜!
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