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今回のお茶受け:「梅一輪,一輪ほどのあたたかさ」
【IXY DIGITAL 900IS】
<<Walking Digitalian:第2回>>

組み込めないネット編集部 (SN)



 日頃の運動不足と外食中心の不規則な生活がたたり,健康診断で肝臓関係の項目に“赤信号”がともった(SN)です.先日,再検査のためにかかりつけの病院に行ってきました.コレステロールの原因となる肉類や卵の摂取量を減らし,かつ運動量を増やすように医者から指導を受けました.

 というわけで,きわめて個人的な事情がきっかけで始まった新コーナ,ウォーキングのお供にお勧めのディジタル・ガジェットを(独断と偏見のもとに!?)紹介する「Walking Digitalian」の第2回です.今回は,キヤノン製のコンパクト・デジタル・カメラ「IXY DIGITAL 900IS」を持って街に出かけました(写真1).

[写真1] IXY DIGITAL 900ISの外観
つい最近,購入.710万画素,光学3.8倍ズーム,液晶ディスプレイは2.5インチ型.



●仕事の関係で,デジカメにはそこそここだわる

 正直に言って,写真にこだわったり,撮影に凝るタイプではないのですが,雑誌編集という商売柄,それなりに見栄えのする写真を撮らなければならないことがよくあります.

 仕事で使う取材用のデジタル・カメラとしては,キヤノン製の一眼レフ・デジカメ「EOS Kissデジタル」の一番古い機種を,3年ほど使っています(写真2).この製品が発売されるより以前の一眼レフ・タイプのデジカメは,30万〜50万円と非常に高価でした.EOS Kissデジタルは,一眼レフ・デジカメの中で初めて,「個人購入を検討してみよう」と思わせる価格で発売された製品です(とは言っても,レンズ付きで10万円を超えていたが…).

[写真2] EOS Kissデジタルの外観
仕事用として3年ほど使っている.使い勝手はきわめて良好.十分に“モト”はとれた.プライベートで持ち歩くには,やや重く,かさばる(カメラが趣味の人なら気にしないのだろうが…).




 仕事で使うデジカメとして購入の決め手となったのは,ズームの機能でした.一眼レフ以外のデジカメでは,大抵電動ズームが使われています.この点が非常に不満でした.取材では,一瞬のタイミングの差で写真の出来・不出来が分かれるケースもあります.フレームの中に意図した構図をはめ込むため,電動ズームをアップにしたりダウンにしたり,といった操作を繰り返すことに,耐えられませんでした.何十万もする高価な一眼レフ・デジカメにはさすがに手が出ませんでしたが,EOS Kissデジタルが発表されたときには,購入することを即座に決めました.

 もっぱらプライベート用(仕事における“予備のカメラ”という意味もあるが…)として使うコンパクト・デジカメについては,最近になってキヤノン製の「IXY DIGITAL 900IS」を購入しました.別段,キヤノン製にこだわったわけではありません.過去には,ソニーや三洋電機のデジタル・カメラを使っていたこともあります.

 同等製品の中からIXY DIGITAL 900ISを選択する決め手となったのは,画素数やズームの倍率ではなく,広角28mmという機能でした(通常は35mm).ほかのコンパクト・デジカメより広い範囲をフレームに入れられる点が魅力的に思えました.

 というわけで,今回はデジカメを持ってウォーキングに出発です(と言いつつ,このレポートを書くために,当然,デジカメは毎回持って行くことになるのだが…).さて,被写体は何にしましょうか.


●神社仏閣をはしごする

 2月中旬のとある休日の午前11時ごろ,京王電鉄の府中駅に降り立ちました.さっそくIXY DIGITAL 900ISで,駅の入り口の写真をパチリ(写真3).府中市は,東京都のほぼ真ん中,東京23区の西方に位置する街です(図1).

[写真3] 京王電鉄の府中駅  ※以下,写真をクリックすると拡大できます
新宿から特急で約20分.



[図1] 東京都府中市の位置
この図は,http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/4/48/Map_tokyo_fuchu_city_p01-01.pngから引用している.



 府中駅の真南,ケヤキ並木を300mほど進んだところに大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)があります.そちらに向かって歩き始めました.ケヤキ並木の途中には,高浜虚子の句碑や源義家公の像などがあります(写真4).

(a) 高浜虚子の句碑
(b) 源義家公の像
(c) 幸せな出会い 忠助 (と,銘には書かれていた)
[写真4] 像や碑が立ち並ぶケヤキ並木
(a)の虚子の句碑には,「秋風やケヤキの影に 五,六人」と書かれている.




 けやき並木が旧甲州街道とぶつかった正面が大國魂神社です.大きな鳥居をくぐり,随神門,中雀門をぬけて,拝殿へと向かいました(写真5).

(a) 大鳥居
(b) 中雀門
(b) 拝殿
[写真5] 大國魂神社
大國魂大神を武蔵の国魂(くにみたま)の神と仰いでお祀りしている.源頼朝がその妻政子の安産を祈願し,徳川家康は社領五百石を寄進したという由緒正しい神社.



 ただし,デジカメの被写体として神社を撮影しに来たわけではありません(もちろん,巫女さんを撮りにきたわけでも…).あたりを見回すと,拝殿の左手にありました.今回の目的はこれです(写真6).

[写真6] 今回の目的はこれ!
梅が見ごろ.




 この日はちょうど梅が見ごろだったのです.大國魂神社を参拝した後,旧甲州街道を西へ600mほど進むと古刹,高安寺があります(写真7).ここでも梅の花を見つけました(写真8).


(a) 入り口
(b) 参道
[写真7] 曹洞宗高安寺
1340年頃,足利尊氏によって再興された,と言い伝えられている.



[写真8] 高安寺の梅の木
この日は休日.高安寺はご高齢の団体観光客でいっぱいだった.




 さて,ここから少し歩きます.高安寺から大國魂神社の方に100mくらい戻り,右に折れて,下河原緑道を1.5kmほど南下します(写真9).下河原緑道は,旧国鉄下河原線の廃線跡地を利用して作られた道で,歩行者と自転車の専用道路になっています.左手にはサントリー武蔵野ビール工場が広がります(写真10).

(a) 道標
(b) サイクリング・ロードになっている
[写真9] 下河原緑道
廃線跡地を利用しているので,気持ちいいくらいまっすぐに延びている.


[写真10] 緑道の左手はサントリー武蔵野ビール工場
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