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 ●レゴ・ブロックを抱え,再びB地点へ B地点には,レゴ・ブロックのテキストがあります.これを見ればスイスイと車を組み立てられるはずです.軸にタイヤがはまらない件は,なんと,軸部分に余分な歯車が挿してあったためであることが判明しました(写真10).こんなことで作業が滞っていたとは….
 [写真10] モータ・ブロックの軸とタイヤの接続
 歯車がない状態ではタイヤをはめられることに気づいていたのに,「歯車が外れるかもしれない」ことにまったく思い至らなかった,マヌケなわたし.
 
 
 
 テキストどおりに組み立てると,こんなにあっさりと完成しました(写真11).
 [写真11] 完成したロボット
 Training Missionsに写っていたロボットとは微妙に異なる気がするが,まぁ,良しとしよう.
 
 
 
 それでは,RCXの電源をONにして,プログラムを実行します(写真12).
 [写真12] 実行!
 緊張の一瞬!
 
 
 
 あっ! 軸が動き,タイヤが回転しています! しかし,なぜか猛スピードでどこまでもバックしていってしまいます.おかしい,サンプル・プログラムでは,4秒間だけ片輪で前進する(弧を描いて走る)はずだったのに….しかも,プログラムが5個もダウンロードされています.Training Missionsでは,1個ずつダウンロードされていたようだったのに….
 
 ふと気が付いて,ケーブルの向きを逆にしてみました(写真13).と,今度は,さっきと同じプログラムなのに,前進するではないですか! どうやらケーブルの向きにも重要な意味があるようです.そういう基本的なことはどこにも説明がないのですよね….例えば,RCXについているボタンや液晶ディスプレイ表示の意味などの説明書もありません.これは,地道にtry&errorで試してみるしかないのでしょうか….
 [写真13] ケーブルの向きを変えてみる
 進む方向が逆になった.
 
 
 
 暗中模索の気分になりかけたところ,1冊の書籍の存在を思い出しました(写真14).
 [写真14] マインドストーム・プログラミング入門
 2004年10月に,CQ出版社から発売された書籍である(手前みそでスミマセン).主な内容はJavaプログラミングだが,冒頭にLEGO MINDSTORMSについての説明がある.
 
 
 
 これを見ると,RCXの説明がありました! ふむふむ,なるほど.ボタンや液晶ディスプレイ表示の意味についてはわかりました.しかし,自分がどのように動くプログラムをダウンロードしたのか,この動きが正しいのかどうかは,ダウンロードした元のプログラムを見直してみないとわかりません.不幸にも,プログラムとノート・パソコンは,A地点に置いてきてしまったのでした….
 
 しかたがないので,せっかくある豊富なブロックを使って,RCXを飾り付けて楽しむことにしましょう(写真15).
 [写真15] おめかししたmyロボットくん
 南国風に装ってみましたが… いかが?
 
 
 
 今回は,とんでもなく効率の悪い作業工程をお見せするはめになってしまいました.次回までには詳しく原因を究明し,またわたしも,LEGO MINDSTORMSのことをもっと勉強しておきたいと思います.
 [写真16] しばし休憩中
 また次回まで,壁ぎわでお休みです….
 
 
― つづく ―
 
[メルマガ編集担当(志)]
 
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