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今月のお茶受け:関東でいちばん暑い町?
【熊谷地方気象台】
<<コンナトコロニ組み込み技術:第27回>>

組み込めないネット編集部

 夏休みも真っ盛りの8月中旬.暑い,暑いと嘆くのではなく,逆に「暑さ」を極めよう! と思い立ったわたくしです(相変わらずのひねくれ者)
 関東地方で「暑い」場所と言えば,猛暑のニュース報道でかならずと言っていいほど名まえが挙がる,熊谷(正確には熊谷地方気象台)でしょう.熊谷は,上野駅からJR高崎線(快速)に乗って約55分ほど行ったところにあります.温度計と湿度計を持って,いざ出発!

 ちなみに,出発前に自宅で温度と湿度を測ったところ,温度は31℃,湿度は56%でした(写真1)


[写真1] 埼玉県A市の温度と湿度(午前7時ごろ)
温度31℃,湿度56%.A市は東京都に隣接した,“埼玉都民”のベッド・タウンである.

 JR熊谷駅に降り立つと,駅前には熊谷次郎直実の銅像が置いてあります(写真2).また,駅の壁には,昭和11年ごろの熊谷市の鳥瞰図が飾ってありました(写真3)


[写真2] 熊谷次郎直実の銅像
平安時代から鎌倉時代にかけて,関東地方で武士が台頭し始めると,熊谷地方の武士は「武蔵武士」としてめざましい活躍をした.その中でも熊谷次郎直実は,一の谷の合戦(源平合戦)で平 敦盛を討ち取ったことで有名.


[写真3] 熊谷市鳥瞰図
上越新幹線開業のときに熊谷駅に描かれた壁画.昭和11年に描かれた鳥瞰図をもとにしている.

 町の気候を体感するために,熊谷地方気象台までの徒歩25分の行程を歩いていくことにしました.この日は風が若干吹いているものの,いかにも夏らしい日差しが照り注いでいます.うーむ,確かに暑いかも….
 でも,並木と遊歩道がある通りがあったり,大通りがすっきりと抜けていたりと,なかなか開放感がある都市です(写真4,写真5)


[写真4] 並木と遊歩道がある通り
道の中央に小川と並木,遊歩道がある.


[写真5] 中山道跡
江戸幕府が始まると,江戸の日本橋から熊谷,木曽を経て京都に至る中山道が主要な道路となり,熊谷は重要な宿場町として栄えたそうだ.現在の国道17号線沿いに,熊谷宿の本陣の跡や「旧中山道跡」の石碑があった.


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