ちなみに,油揚げにも鉄分(非ヘム鉄と呼ばれる植物性食品で動物性のものより吸収されにくい)はけっこう含まれています.
それでは,調理開始!
 |
イワシの缶詰.骨や内臓ごと食べられるので,カルシウムもたくさんとれます.缶詰100gには,カルシウムの1日の所要量の65%以上が含まれているといいます. |
 |
油揚げ.まさかこの中に鉄分が含まれているとは….40g当たり1.7mg弱の非ヘム鉄が含まれているそうです. |
|
しょうが.風邪をひいたときにしょうが湯を飲む理由が今わかりました.血液の循環を良くして,体を温める効果があるからなのですね. |
油揚げを1枚5mm幅くらいに切ります.食べやすいように,縦方向を適当な長さに切りました.しょうがは千切りにしておきます.
中華鍋を熱して油を引きます.そこへまず,油揚げを全部放り込みましょう.こんが〜り,きつね色に(もともときつね色や!)焦げ色がついてきたら,つぎはイワシを放り込みましょう.イワシに火が通ってきたら,しょうゆを少々たらして下味を付けておきます.それから,しょうがを入れて,頃合いを見計らって,ごはんを投入! しょうゆを適量たらして,
はい,簡単,できあがり!!
うーむ,今回の失敗は色合いがよろしくないことです.このうえから,ワケギの細かく刻んだものをパラパラとふりかけておくと,見た目もきれいですね.
さて,お味は? うん,うまい! 油揚げの香ばしさとイワシのほのかな香りがしょうゆとうまくからみ合っていて,絶妙.しょうがの香りをあまり楽しめないのがちょっと残念.
みなさんも,ぜひ一度,お試しあれ.
参考文献
1) Amanda Ursell著,青島淑子訳,「心と体をいやす食材図鑑」,TBSブリタニカ,2000年11月.