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今号のお茶受け:「美肌を取り戻せ」の巻
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組み込めないネット編集部



 吹く風に春の温かさを感じるきょうこのごろ.エンジニアのみなさん,いかがお過ごしでしょうか.自分の健康を顧みず深夜まで,はたまた休日返上でおしごとをされている方も多いことでしょう.加えて,この時期は歓送迎会などの飲み会も重なりがちです.そんなとき,ふっと食べたくなるのが「お茶漬け」.なぜ…?


 お茶漬けの起源は古く,平安時代にまでさかのぼります.当時は「水漬け(水飯)」として貴族が食していたものが,鎌倉時代に「湯漬け」となり,茶道の発達に伴って江戸時代に「お茶漬け」になったということです.

 それではなぜ,お酒の後にはお茶漬けが食べたくなるのでしょう.

 お酒の席での食事は,比較的タンパク質を多く摂りがちです.そういった食べ物はお酒とよく合うため,少量の食事でも酒が進みます.そういったわけで,あまり食べていないのに時間が過ぎ,宴会が終わるころには空腹を感じて,でんぷん性のものが欲しくなるのだそうです.


◆「お茶」選び

 
お茶漬けのお茶一つとっても,「煎茶」,「番茶」,「ほうじ茶」,「玄米茶」といろいろあります.

「煎茶」.お茶漬けとしてもっとも一般的.具が少量で淡泊な味のときには,濃いめの煎茶が合うといいます.
「玄米茶」.番茶にいった米を混ぜたもので,おこげとお茶の香りの両方が楽しめます.
「ほうじ茶」.香りに特徴がありますが,いろいろな具材によく合うそうです.


 お茶にはビタミンC,渋みの成分である「カテキン」などが含まれています.ビタミンCは美肌や老化防止の効果がありますし,カテキンはがん予防や花粉症にも効果があると言われています.


 なるほど,たかがお茶漬け,されどお茶漬け,奥が深い….




参考文献
1) お茶料理研究会編著,「お茶漬け一杯の奥義」,創森社,1998年8月(初版第1版).


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