...またもや答えは「モータ」.
「でも,走り込むと何が変わるんですか?」 食い下がるわたし.
「うまく走るかどうかは,ロボットの走り出しの置き方にかなり左右されるんです.練習してコツをつかんだほうが勝ちですよ」
む.そういうことですか....
ほかにも,足を滑り止めゴム付きのもの(別売)に替えるなどの「カスタマイズ」,バランスが悪い箇所を削るなどの「改造」を行うことにより,より速く走れるようになるそうです.
メモ:重要なのは,組み込まれていない経験とカスタマイズである.
◆転がるハムスターで開眼!
モータ,モータ,モータばかり.何だかなぁもう...わたしの探す組み込み技術はどこなのかなぁ......だんだん足取りが重くなる,わたしの目を覚ましたのが,次に出会った彼らでした.

彼ら(ブタ,ハムスターなどなど)は,床の上を,身体をすりつけるようにして縦横無尽に転がり回っています.もちろん中身はモータ.でも「重心をずらす」というアイディアにより,複雑な転がりぐあいを実現しています.それに,じっと見ているだけで心の中にじわじわと何かが湧いてくるのです.
そうだ,
そうだ,
そうなのだ!
わたしは悟りました.大事なのは技術だけではない.心に響く何かを内に秘めることこそ,おもちゃの真髄なのだ!
メモ:心の響きに耳を傾けろ.
そしてわたしは,心の響きの導くままに歩き始めたのでした.

きゃー,これ欲しい♪

ゼンマイで動く「コロン」(左)と「チャン」(右).
コロンは,体を揺らして赤ちゃんをあやし,チャンは,チャンチャン!と上下にシンバルを打つそうです. ガラスケースの中の参考出展なので,触れませんでした,残念.

お!懐かしのウルトラマンシリーズ!

ハーイ,ちょっと疲れちゃったあなた,たまにはお休みしましょうよ?
実は彼女ら,フォルクスワーゲンの上に座っているんです.
重ね重ねウラヤマシイ.