はやる心は抑えつつ,とりあえずブース内を一巡りしてみます.参考展示として,黒モデルやスケルトン・モデル,彩色されたモデルなども.うーん,それぞれ味がありますが,いじらしさは白モデルがいちばんだと思います.


さぁ見つけました.開発の経緯が,試作段階のモデル機とともに紹介されています(同社のWebでも公開中.なかなか凝っていて,見ごたえがあるページ.特に技術者の方にはオススメです).
とりあえず写真を,とカメラを構えたところ,係の方に声を掛けられた(どうやら不審人物だと思われたらしい)ので,さっそくお話をうかがうことにしました.
「いったい,どんなすごい仕組みなんですか?」
「いえ,モータだけですよ」
え?
モータを使って,両肩の部分に縦に入っている円盤(「カム」という)を回転させ,足を動かすことにより歩行を実現しているとのこと.開発のキーとなる技術は,カムの形状の最適化.職人さんが手で削って試作を重ねたそうです.
メモ:組み込まれていたのは,職人さんの汗と涙の結晶だった.
◆「走り込ませるほど速く走る」ロボット
次に見つけたのは「2足走行」ロボットです.3機ほどが走る,走る,トラックをぐるぐる追いかけっこしています.うたい文句には「走り込むほど速く走る」とあります.

いったいどんな仕組みなのでしょうか?