●古代の組み込みモジュール発見!
気を取り直して,ちょっとしたお土産物屋さん(民芸はにわ さかもと商店)に寄りました.あるわあるわ,オモシロ土産の数々が.なかでも充実していたのが,はにわと土偶です(写真6,写真7).はにわと土偶って墓に埋め込んでいた,ある意味,昔の組み込み(embedded)モジュールですよね,などとツマラナイことを考えながら,仕事のことで頭はいっぱいです.
[写真6] 所狭しと並べられた「はにわ」
[写真7] 1000年以上前の組み込みモジュールともいえる「土偶」
古代の組み込みモジュールだけでは飽き足らず,約2000年前の蓮が復活したという古代蓮(行田蓮)も見に行きました(写真8).工事のときに偶然出土した種子が自然発芽して,一斉に開花しているところが発見されたそうです.これだけ聞くと「ほんまかいな」という気がしますが,蓮が見事なことに変わりはありません.まぁいいか.
蓮の花は,朝開いて夜閉じる,を4日ほど繰り返してから散るそうです.へー.蓮の葉の上には非常に乗ってみたかったのですが,もう少しやせないと難しそうです.今回はやめときました.
[写真8] 古代蓮
古代蓮の花は夕方近くになると閉じる
●謎の食べ物「五家寶(ごかぼう)」と「ゼリーフライ」
埼玉県の熊谷市や行田市の近辺では,「五家寶(ごかぼう)」という和菓子が名物だと聞きつけました.これは食べてみないと.きな粉がかかった円筒状の甘いお菓子です(写真9).何やらポン菓子のようなシャリシャリとした,それでいてしっとりとした不思議な食感で,なかなかうまかったです.
そもそも「寶」って何やねんと思って調べてみました.どうも「宝」の旧字体のようです.知らんかった.五つの家の宝ってことですか.…勉強します!
[写真9] ニシダ飴の「五家寶(ごかぼう)」
さらに謎の食べ物の極めつけは,行田名物の「ゼリーフライ」です.名前から想像できるような,ゼリーのフライではありませんよ.コロッケと練り物の中間のような食感の小判型の揚げ物です(写真10).小判型なのでゼニ(銭)フライがなまってゼリーフライになったという説があるそうです.ほんまかいな.実際はジャガイモとおからのフライのようです.1個60円程度なので,スナック菓子のようなものですかねぇ.部活の帰りにひと口食べたくなる感じです.
行田市のWebサイトには,フライマップというゼリーフライなどが食べられる店の紹介サイトがあるようです.専用マップとは,レア過ぎる.す,凄い!
古代から組み込みとかかわりの深い行田市.一度,訪れてみるといいかもしれませんよ.
[写真10] 行田名物ゼリーフライ
ソースを塗って食べる.
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