今回のお茶受け：どら焼きを食べるのはネコ型ロボットだけじゃない
【巣鴨でどら焼きを食べよう】
<<新人編集者の業界体当たりレポート：第12回>>
「インテルが巣鴨でどら焼きを配るらしい」と会社の同僚に聞き，これはぜひともどら焼きを食べに…もとい，取材にいかなくては！ ということになりました．そこで今回は東京の巣鴨にある「地蔵通り」に行ってきました（写真1，写真2）．
実は，私の職場（CQ出版）はJR巣鴨駅から徒歩1分のところにあります．職場の近くに取材に行くことはほとんどないので，ちょっと不思議な感じがします．
[写真1] すがもパソコン茶屋の外観
1日目の午前中は報道陣向けの説明会が行われた．一般公開は午後からで，1日限定100名にインテルのロゴの入ったどら焼きが4日間配られた．
[写真2] オープン・セレモニのようす
コンピューターおばあちゃんの会 会長の大川加世子氏とインテル 代表取締役社長の吉田和正氏
●4日間限定のパソコン教室
2007年7月26日〜29日の4日間，パソコンに不慣れな人を対象とするパソコン教室が開かれました（写真3）．パソコンのことを教えてくれるのは，コンピューターおばあちゃんの会のメンバです．
コンピューターおばあちゃんの会とは，高齢者を対象としたパソコン教室の会です（写真4）．パソコンを使って写真を加工したり，音楽を聞いたり，チャットを楽しんだりしているそうです．全国に200名の会員がいますが，高齢者ならだれでも会員になれるわけではありません．入会希望者に対して電話による面接があります．普段はメーリング・リストで交流を図っているそうです．
[写真3] すがもパソコン茶屋ののれん
4日間の限定にしては貫禄のあるノレンである．
[写真4] すがもパソコン茶屋の中に設置されたパソコン
壁紙に「すがもパソコン茶屋」と書いてある．コンピューターおばあちゃんの会はWebサイトを運営している．URLを短くしたいという理由で，アドレスは「http://www.jijibaba.com/」（じじばば）となったそうだ．
会場内には，法被（はっぴ）を着たコンピューターおばあちゃんの会のメンバがたくさんいました（写真5）．
[写真5] 法被を着たコンピューターおばあちゃんの会のメンバ
法被のいたるところにインテルと書いてある．
●高齢者向けに作られたパソコン
店の中には高齢者向けに開発されたパソコン「Slate DT Felica組込版」を展示していました（写真6，写真7）．高齢者向けのパソコンということで，キーボードやマウスは使用されず，操作はすべてタッチ・パネルで行われるそうです．詳しくは，「インテル，高齢者向けパソコンについての技術要件を提言」をごらんください．
[写真6] 高齢者向けのパソコンであるSlate DT Felica組込版の外観
外形は意外に小さく，画面上の文字は意外に大きかった．
[写真7] タッチ・パネルで操作しているようす
うちのおばあちゃんに買ってあげたくなった．
●沖縄と巣鴨で酒のお話を楽しむ
会場に大きなスクリーンが設置され，Microsoftが運営するWebサイト「MSN」のチャット機能であるメッセンジャーを体験できるコーナがありました（写真8）．沖縄にいる人と巣鴨にいる人が顔を見ながら話せるって，本当にすごいことですよね．
[写真8] スクリーンに写っているメッセンジャーの画面
沖縄のコンピュータおばあちゃんの会のメンバと巣鴨にいる報道陣が話しているようす．なぜか「笑っていいとも」を見ているような気分になった．
●会のキャラクタを描いたおばあちゃん
会場内に，パソコンの画面上で塗り絵ができるコーナがありました．ちょっと挑戦してみよ〜♪と，パソコンをいじっていたら，写真9や写真10のような絵を描いている女性，明珍 秀子（みょうちん ひでこ）氏に偶然出会いました．明珍氏はコンピューターおばあちゃんの会のキャラクタやイラストを描いているそうです．
[写真9] コンピューターおばあちゃんの会のキャラクタ
明珍 秀子氏が描いた作品．
[写真10] 会場に展示されていた明珍 秀子氏の作品
パソコンで描いたとは思えないくらい写実的．
●ネコ型ロボットの好物
たっぷり会場を満喫したので，そろそろ最終目的であるどら焼きをもらって退散しようということになりました．そこで，スタッフの人にどら焼きをねだりに行きました．
葵「どら焼きください！」
スタッフ「どら焼きは講習を受けた高齢者の方に配っているので，ちょっと…」
ダメでした．
どら焼き（写真11）をもらいに行ったのに，お年寄り向けということでもらえませんでした．早くお年寄りになりたい…．
[写真11] インテル・オリジナルのどら焼き
お年寄りに優しい食べ物．粒あんかこしあんかは不明．
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