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今回のお茶受け：映画と芝居でリフレッシュ
<<組み込めないインタビュー：第10回>>
組み込みシステム開発の業界でしごとをされている方々にお話をうかがい，強引にネタを提供していただく「組み込めないインタビュー」も，ついに第10回目です．今回登場していただくのは，組み込みソフトウェア開発のコンサルタントをされている橋本隆成さんです．
[写真1] 橋本隆成さんのエレキ・ギター（フェンダーストラトキャスター）
――休日はどのように過ごされていますか？
橋本氏 ゴールデン・ウィークやお正月，お盆といった長いお休みは，家族と墓参りに行ったり，親戚の家に行ったりしています．そういう時期は混むので，観光地にはあまり行きません．ただし，鎌倉とか，箱根とか，近場に日帰りで出かけることはあります．車ではなく，なるべく電車で行きます．
――最近，どこかへ行きましたか？
橋本氏 最近行ったのは江ノ島です．江ノ島は昔からよく行きます．小田急線で藤沢まで出て，藤沢から江ノ電で江ノ島まで行って，てくてく歩いて江ノ島の中の公園まで歩きます．そしてタワーに昇ったり，水族館に行ったり，海をぼーっとながめたりしてます（写真2）．リフレッシュですね．できるだけしごとと関係ないところに行って，ぼーっとするのが好きなんです．
[写真2] 江ノ島の夕日
江ノ島水族館から橋本さんが撮影しました．
――ほかに趣味はありますか？
橋本氏 よくお芝居や映画を見ます．
――芝居はどのようなものを？
橋本氏 いろいろなものを見るのですが，最近は劇団四季のキャッツです．五反田にキャッツ・シアターがあって，そこで見ました．劇団四季のライオン・キングやキャッツなんかは，オープニングがこっています．俳優が客席の中を縦横無尽に動き回るんです．キャッツなんかだと，四つんばいになって猫の動きをしている俳優が観客の席の間をいったりきたりして．最後には劇団員が舞台から会場に散って，握手していきます．観客参加型の芝居です．
――演劇をエンジニアの目で分析してしまったりしませんか？
橋本氏 それに近いことはありますね．劇団四季のミュージカルは舞台装置がこっています．音楽と俳優さんの動きがぴたっと一致していて，あれはなにか合図があるのかな，とか．気が付かないうちに装置が変わっていることがあって，いったいどうなっているんだろう，とか．あと，天井からいきなり大きなモノが落ちてきて，みんな見上げるんですが，でもモノが落ちてくるような穴はないんです．あれはどこから落ちてくるんだろう，とか．そういうしかけについ気をとられてしまいます．
――映画はどのくらいの頻度で見ますか？
橋本氏 1ヵ月に2本くらい見るようにしています．
――好きなジャンルは？
橋本氏 最近は入れ込んでいる俳優や映画監督がなくて，そのときそのときでなんとなく「見たいな」，と思ったものを見るというケースが多いです．邦画とか洋画とかのこだわりなく，いろいろと見ます．
最近見たのは，「チャーリーとチョコレート工場」や「NANA」．オカルトやホラーは見ません．ふだん堅いしごとをしている反動か，気楽に見れる映画を選ぶ傾向にあります．
尊厳死を扱った「ミリオンダラー・ベイビー」とか，邦画の「博士の愛した数式」とか，考えさせるいい映画なんだろうなとは思うんですが，やっぱり重くて暗そうじゃないですか．ひとりで見るときは，そういうのは避けてますね．
――どこで映画を見ますか？
橋本氏 以前は新宿駅南口のタカシマヤ・タイムズスクエア（2002年2月閉館），今は品川プリンスホテルにあるアイマックスシアターをよく利用しています．巨大スクリーンで，3D上映の設備があります．タイムズスクエアにあったころはすべての上映作品を見てました（笑）．
――しごとの合間をぬって趣味の時間を確保するのはたいへんじゃないですか？
橋本氏 経営コンサルタントの大前研一氏は，「自分の趣味こそ，スケジュールを最初に入れるべきだ」と書いています．「世界中でぼくより忙しい人を探すのは難しいのだけど，その中でぼくはいちばん遊んでる」って言ってるんです．私も，スケジュールには，趣味とか旅行といったものから入れようと思っています．「時間ができたら行こう」と言っていたら，永久に行けません．
映画やお芝居の鑑賞でしごとのストレスを発散させている橋本さん．ひょうひょうとした外見の橋本さんが，これほどの映画好きだとは知りませんでした．たしかに映画館や劇場には，テレビやビデオでは味わえない独特の雰囲気や臨場感があります．これからもうまく時間をやりくりして，映画やお芝居を楽しんでください．
というわけで，恒例のプレゼント・コーナーはこちら．
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