今回のお茶受け:赤ちゃんはボサノヴァで上機嫌
<<組み込めないインタビュー:第8回>>
組み込みシステム開発の業界でしごとをされている方々にお話をうかがい,強引にネタを提供していただく「組み込めないインタビュー」の第8回です.今回登場していただくのは,組み込みOSやソフトウェア開発支援ツールの開発に携わられている中島 健(たけし)さん(28歳)です.
[写真1] 中島 健さんの愛娘(5ヵ月)
――休日は,どのようにしてすごされていますか?
中島 5ヵ月の娘がいまして,子どもが生まれてからは休みの日は子どもの相手だけですね.ほとんど出かけることもなくて….もっぱら音楽を聞いたり,本を読んだり,です.
――どんな音楽を聴きますか?
中島 最近は60年代の音楽をよく聴きます.ポップスでもロックでも.ボサノヴァとかもよく聴きます.
――20代の中島さんが,なぜ60年代の音楽を?
中島 高校,大学の7年間,バンドをやっていたんで,ロックをよく聴いてました.それが,少しづつ年代をさかのぼっていきまして,昔の音楽も聴くようになりました.60年代の音楽はあまりジャンルがはっきりと区分けされてなくて,そこがおもしろかったんです.例えばブラジルのボサノヴァを聴いてもロック的な要素があったり,また,その逆もあったり.
あと,ボサノヴァをかけると子どもの機嫌がいいんです.セルジオ・メンデスとか,エリス・レジーナとか,そのへんの曲をかけると,おだやかに寝てくれるんです.たぶん,うちの奥さんがボサノヴァをよくかけていて,それを胎内で聞いていたんじゃないかと….
――娘さんが生まれる前は,休みの日はどうされていたんですか?
中島 今は行けなくなりましたが,旅行には昔からよく行ってました.
――国内旅行ですか? 海外旅行ですか?
中島 基本的には海外旅行が好きなんですが,その目的はいろいろです.できれば,なるべく自分と生活習慣が違うところに行くのが楽しいですね.で,そこの料理を食べたり,ちょっと現地の生活の雰囲気を感じてみたり.
――最近は,どちらへ行きましたか?
中島 子どもが生まれる前に最後に行ったのはクロアチア,スロベニア,チェコ,あとオーストリアを回りました.
――旅行会社のツアーですか?
中島 基本的には自分で手配しています.行きたいところを自分で決められるし,人々が生活している風景を見たいというのもあるので.観光地をポンポンポンと回るよりは,そこでのんびりと過ごしたり,散歩をしたりといったほうが好きですね.
――印象に残っている場所はありますか?
中島 クロアチアにプリトヴィッツェという場所があるんですけど,そこがすごく良かったです.国立公園なんですが,滝が無数に流れていて,湖がいくつもあって.あまり期待せずに行ったせいもあるのかもしれませんが….それから基本的に,どこも食事がおいしかったです.
ただ,小さい子どもがいると,当分,海外旅行は難しいかなと思っています.海外に行っても,どうしても近場かリゾートになってしまうでしょうし.
[写真3] プリトヴィッツェ国立公園
92の滝があり,ユネスコの世界遺産に認定されています.
――自分が親バカだと思う瞬間は?
中島 会社のデスクに娘の写真をかざってるんですけど,それを見て,みんなに笑われるんです.たいしたことじゃないと思うんですが.ぼくのキャラクタじゃないと思われてるみたいで….
まじめそうな外見の中島さん.確かに,ふだん堅そうな人が赤ん坊をあやしている姿を想像すると,そのギャップに,つい笑ってしまいそうです.でも,今回のインタビュー記事用に,ほいほいと娘さんの写真を貸していただけたところをみると,中島さん,やっぱり「親バカ」だと思います.娘さんはきっと,ボサノヴァの好きな明るい元気なお嬢さんになることでしょう.
というわけで,恒例のプレゼント・コーナーはこちら.
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