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 この博物館の展示は,見て,触って,動かして,自分で体験して楽しめるようになっています.「楽しみながら学ぶ」というより,「まず楽しむ」.ある程度詳しく説明が書いてあるところもあるのですが,「ただ遊ぶだけでもまったく問題なし」という立場をとっているように感じました.
 訪れた子どもたちは,どちらかというと理屈よりもはでな動きをするものに集まって,楽しんでいるようです.むしろ,おとな(わたし)のほうが,理論の説明を読んで楽しんでいました.


[写真15] 空気の吹き出し口に吸い付くボール
揚力を実証している展示なのだろうが,説明はいっさい書かれていない.ただ,風を吹き出す口があり,そばのバケツにゴム・ボールが2個ほど入っているだけである.


[写真16] ボーリングの球をロープで引き上げ,落とすときに発電する装置
子どもたちが,一生懸命にロープを引いていた.


[写真17] 交差点の信号のリズムが聞こえる
説明には,「今の信号機はマイコンで制御されており,音などは聞こえないが,昔は信号機のそばに立っていると,規則的に切り替わる制御音が聞こえた」としか書いてない.表面に描かれた回路図についてはいっさい説明がなかった.どうやら,右側から出ている線を適当に左側の穴にさしこむ(と音がする)だけのようなのだが….わたしはしばらく,この前で考え込んでしまった.


[写真18] 心拍でドラムを叩こう
手形の箇所に手を当てると,自分の心拍数に合わせてドラムをドン,ドン,と鳴らしてくれる.これはけっこうおもしろかった.

 展示スペースはそれほど広くないのですが,じっくり遊んでいくとけっこう時間がかかります.子どもを連れてSan Jose出張に行けることがあれば,ぜひ連れて行きたいと思います(そんな機会,ないって)

 さて,年明け早々の1週間にわたる出張も終わり,今日は,ひさびさの出勤です.

「で? 今回は何を取材してきたの?」(編集長)

「そうですね….まず.世界中から人とお金を集めるためのビジネス・モデルを取材してきました.それから,将来の技術者を養成するための教育施設を取材してきました」(志)

「おっ.今回はマトモだね」(編集長)

 ふっふっふ.これがホントの「言わぬが花」,「知らぬが仏」…?


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