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Intel,最大1.13GHzで動作するノートPC向けプロセッサを発売


 米国Intel社は,0.13μmルールのCMOSプロセスで製造するノート・パソコン向けマイクロプロセッサ「インテルPentium?プロセッサ-Mファミリ」を発売した.866MHz,933MHz,1.00GHz,1.06GHz,1.13GHzの周波数で動作する5種類を用意する.パッケージはマイクロFCPGAとマイクロFCBGAの2種類.従来の0.18μmプロセスで製造した品種に比べて消費電力が最大40%低い.1000個購入時の単価は,866MHz品が31,360円,1.13GHz品が79,350円.A4サイズの薄型ノート・パソコン向けなどに,すでに出荷を始めているという.

 プロセッサの利用状況に応じて動作周波数と電源電圧,バッテリの駆動を制御するSpeedStepと呼ぶ技術を採用している.また,アプリケーション・ソフトウェアが次に必要とするデータを予測して2次キャッシュに記録するデータ・プリフェッチ回路を内蔵している.Deeper Sleepと呼ぶモードでは,アプリケーション・ソフトウェアが動作中であっても,消費電力を0.2W以下に抑えられる.システム・バス・クロックは133MHz.オンチップ2次キャッシュの容量は512Kバイト.同社は,本プロセッサにグラフィックス・メモリ・コントローラやI/Oコントローラなどを加えた「インテル830チップセット・ファミリ」も発売している.

FCPGAパッケージの外観



FCBGAパッケージの外観



米国Intel社のホームページ
http://www.Intel.com/



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