
東洋通信機は,電圧制御機能付き温度補償型水晶発振器「TCO-5829シリーズ」を発売する.電源のON/OFF制御を行うトランジスタ・スイッチ回路を内蔵している.従来品よりも発振器の起動や停止にかかる時間が短縮され,消費電力を低減できる.OFF制御時の消費電流は100nA.現在,サンプル出荷を行っている.サンプル価格は1,000円.2001年9月から量産を開始する.
本発振器は,携帯電話などに利用できる.対応する周波数は12M〜26MHz.実装面積は,5.0mm×3.2mm,高さは1.35mm.端子は通常の4端子とON/OFF制御信号を入力する端子,NC(non connection)端子の6端子である.
[図1] TCO-5829シリーズの外観
東洋通信機のホームページ
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