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ローム,出力が150mWの半導体レーザを発売


 ロームは,出力が150mW(パルス波)の赤外半導体レーザ「RLD78PZW1」を発売する.16倍速〜24倍速のCD-RW装置などに利用できる.同社の従来品の出力は80mWだった.現在,サンプル出荷を行っている.サンプル価格は1,000円.2001年8月から量産を開始する.

 本レーザは,クラッド層中に低光密度活性層を作り,光の集中を抑えているため,315mWまでは光学損傷(COD:catastrophic optical damage)が起こらない.この値は,従来品の120%である.またこの間は,キンク(半導体レーザに与える電流と光出力との間には線形の関係があるが,その関係が不安定になること)がないという.波長範囲は780nm~788nm.発振開始電流は30mA(連続波)である.また,動作電流は120mA(連続波,光出力が80mWのとき),微分効率は0.9mW/mA(連続波)である.


[図1]RLD78PZW1の外観



ロームのホームページ

http://www.rohm.co.jp/


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