トップ > ニュース > 2001.7 > 2001.7.18_2

三菱,送信時の消費電流が最大18mAのW-CDMA方式用中間周波数処理LSIを発売


 三菱電機は, W-CDMA(wideband-code division multiple access)方式に利用できる中間周波数処理LSI「M64842FP」を発売する.同社の従来品は受信系,送信系,PLL(phase locked loop)の3LSIで構成されていたが,これを1チップ化した.受信時の消費電流は11mA(従来比40%),送信時の消費電流は最大10.5mA〜18mA(従来比45%)と小さい.また,スタンバイ・モードの消費電流は0.5μAである.実装面積は7.2mm×7.2mm(従来比64%),厚さは0.82mm(従来比55%).本LSIのサンプル出荷の開始時期は2001年12月,サンプル価格は800円.

 受信系の可変利得アンプの利得は83dB,利得可変幅は72dB,復調の誤差は標準で10%である.一方,送信系の可変利得アンプの可変幅は52dB,隣接チャネル漏洩電力は標準で−42dBc,変調誤差は標準で6%rmsとなっている.PLL周波数シンセサイザは2300MHzと760MHzの2種類を内蔵している.760MHzは分周して190MHzを受信ローカルとして,380MHzを送信ローカルとして使用する.PLLの消費電流は13.5mAである.



三菱電機のホームページ

http://www.melco.co.jp/



トップ > ニュース > 2001.7 > 2001.7.18_2
Copyright 2001 CQ Publishing Co.,Ltd.

Webmaster@kumikomi.net