科学技術振興事業団は，2001年7月10日，東京都江東区青海（臨海副都心）に「日本科学未来館」（愛称：みらいCAN）をオープンした．ロボットやマイクロマシン，遺伝子などの技術を，来場者参加型の展示によって解説している．館長は宇宙飛行士の毛利衛氏．
オープン前日の7月9日には開館式典が行われ，文部科学大臣の遠山敦子氏などが出席した（図1）．
［図1］開会式典のテープカットの様子
また，開館式典後，関係者やプレス向けに館内が公開され，本田技研工業が開発した二足歩行型ロボット「ASIMO」の歩行やダンスのデモンストレーションが行われた．ASIMOの操縦を専用のワークステーションから行う方法と，携帯のコントローラで行う方法が披露された（図2）．
［図2］ASIMOのデモンストレーションの様子
常設の展示として，たとえばシリコン・マイクロマシンの製造工程がある．シリコンの薄膜の成膜，露光，現像，エッチングなどの製造プロセスが解説されている（図3）．
［図3］マイクロマシンの製法が解説されている
このほか，常設の展示として科学技術振興事業団ERATO北野共生プロジェクトが開発した人間型ロボット「pino」についての解説などもある（図4）．
［図4］人間型ロボットpinoの内部
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