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オムロン,携帯電話用Javaプロセッサを開発


 オムロンは,Java仮想マシンを利用せず,インターネットから携帯電話に取り込んだJavaプログラムを直接処理するプロセッサ「JeRTyプロセッサ」を発売する.オムロン ソフトウェアと共同で開発した.すでに携帯端末機器メーカ向けに,サンプル・チップと評価キットを無償で提供している.

 JeRTyプロセッサは,Javaアプリケーションを高速に処理できるJava演算コアと,高速な描画処理を行う画像処理回路を搭載している.Java2 Micro Edition CLDC(connected, limited device configuration)/MIDP(mobile information device profile)に対応している.

 リソース制約の厳しい携帯電話では,ソフトウェアによるJava実行環境の高性能化には限界がある.このため,同社はハードウェアを使って高速に処理するJava実行環境の需要があると見た.2002年までに,1000万個の出荷を見込んでいるという.IP(Intellectual Property)コアとしての供給も行う.

図1「JeRTyプロセッサ」



オムロンソフトウェアのホームページ
http://www.omronsoft.co.jp/



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