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◆すがも園の塩大福を賞味

 家に帰り,まずは写真撮影用に包丁ですぱっと切って,切り口をまじまじと観察(これが冒頭の写真).何だか,趣があって美味しそうではないですか.

 一口かじる....しつこくない塩味,続いて餡の甘味が口の中に広がっていく.美味しい.

 こし餡の中に豆の皮が見えるのも,素朴な味わいを深めてくれる.うん,これはただの「下町の懐かしさ」ではなく,「巣鴨名物」と言っていいだろう.

 そんな満足感を胸に,ゆっくりとすするお茶のまた美味しいこと.

 でも,自宅のそばにある和菓子屋「キンカ堂」では,大福は1ケ68円(税込でも71円)である.塩大福は試したことはないけれど,草大福やくるみ大福,いも大福,それぞれ美味しい.巣鴨のあの物価の中で,120円の「塩大福」とは,名物ならではの価格なのか?それとも,本当に高級な作りをしているのだろうか?そのあたりに少し疑問が残る.


◆青い鳥?

 疑問は解消すべし.「キンカ堂」で塩大福を購入してみた.

 ん,美味しい.ちょっぴり塩みを感じる餡,というのは,ただ甘いだけよりも余計に「お茶党」ゴコロをくすぐるようだ.うん,美味しい.

 しかし,惜しむらくは,餡が単調.こし餡だからか,なめらかでアクセントに欠けるというか...すがも園の塩大福は,餡の中に豆の皮が入っていて,あれがポイントだったのかもしれない.うーん,確かに2者は「ちがう」.

 後はコストパフォーマンス,および「名物を買う」という満足感の問題か.みなさんにも,ぜひ一度は巣鴨地蔵通りに足をお運びいただき,それから近所でも青い鳥を探してみていただきたい.



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