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今月のお茶受け:塩大福

組み込めないネット編集部
 

「巣鴨」と言えば「あ,とげぬき地蔵.あの"おばあちゃんの原宿"ね」とすかさず答えが返ってくる,その巣鴨に私の勤務先はある.4年間も毎日通っていながら,一度も行ったことがないとげぬき地蔵,そこに「塩大福」という名物があると聞けば,甘党を自認する私としては,行かないわけにはいかない.

 それにしても「塩」と「大福」とは妙な取り合わせである.ずいぶん恐ろしげな味の可能性もある.しかし!「いちご大福」「豆大福」「クリーム大福」と数々のヒットを生み出してきている大福であるから,きっと美味しいはずだ.そんな根拠のない自信に頼りつつ,まずは情報収集だ.

 Infoseekで「とげぬき地蔵」を検索してみると,ヒット647件.おっと,トップヒットは消えてしまった歌手・奥井亜紀さんの手記だぁ....などとよそ見する気持ちを抑え,手っ取り早く「塩大福」で絞り込み検索.

 ありました,ありました.タイトルも「巣鴨とげぬき地蔵 塩大福『みずの』」(http://www.shiodaihuku.co.jp/).ページには堂々と"元祖"の文字が踊り,このドメイン名もろとも心意気を感じさせる.さっそく「美味しさの秘密」のページを開いてみると,「うちこそこだわりがある,うちこそ元祖」と,しつこいほどに気負いいっぱいの文章が目に飛び込んできた....

 ほかのヒットページは,街紹介か日記の文章がほとんどだ.「いや,素直な感想にこそ真実がひそんでいるのだ」と端から読んでみる.「3軒並ぶうちの,商店街入り口から2軒目のが美味しい,と地元の人が言っていた」という記述を発見(メモメモ).ほかのページにも「2軒目が美味しいという話だ」と書いてある.

 「とは言われても,やっぱり自分の舌で食べ比べなきゃ!」

 久々にわくわくしながらの出発だ.

〔図1〕 巣鴨とげぬき地蔵名物 塩大福
最初にお見せしてしまうが,これが「塩大福」.1ケ120円也(これは「東京すがも園」で購入したもの.取材時点では,「120円」が巣鴨統一価格).


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