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Texas Instruments,DSP用のTCP/IPプロトコル・スタックと開発キットを発売

 米国Texas Instrumentsは,同社のDSP「TMS320C6000シリーズ」で使用する「TCP/IPプロトコル・スタック」と,専用開発キット「ネットワーク・デベロッパーズ・キット(以下,NDK)」を発売した.TCP/IPプロトコル・スタックについては,ソース・コードのライセンスを供給する.コピー制限なしで,価格は250万円.NDKは,2001年第3四半期から出荷を開始する.価格は128,000円.

 TCP/IPプロトコル・スタックは,200〜250Kバイトのプログラム・メモリと95Kバイトのデータ・メモリを使用する.クライアント・マシンおよびルータの双方で利用できる.

 NDKには,動作クロック周波数150MHzのDSP TMS320C6711を搭載したサブボード「C6711 DSK」が含まれている.サブボードは,MAC/PHYの機能を備えており10/100Mbps IEEE 802.3u Ethernetに対応している.16ビットA-Dコンバータと16MバイトSDRAM,128Kバイト・フラッシュ・メモリ,128Kバイトのオンボード・パケット・メモリを搭載している.このほか,DSPのコード生成時間を短縮するソフトウェア統合開発ツールDSK用「Code Composer Studio」,TCP/IPスタック・ライブラリ,サンプル・プログラム,ソフトウェア・ユティリティなどを含んでいる.


Texas Instruments社のホームページ

http://www.tij.co.jp/



[図1]TMS320C6711を搭載したサブボード「C6711 DSK」

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