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東陽テクニカ,RDI1.5を採用したARM7/9対応のJTAGエミュレータを発売


 東陽テクニカは,米国EPI社製のARM7/9用JTAGエミュレータ「MAJIC」を発売した.EPI社のデバッガ・ソフトウェア「CCE-ARM」と組み合わせて使用する.JTAGプロトコル制御に加えて,リアルタイム・トレースが可能なETMトレース機能付き機種する.

 ターゲット・ハードウェアとの接続はJTAGまたはEJTAGで,ホストPCとの接続はEthernetまたはシリアルで行う.ARM社のRDI(remote debug interface)1.5を採用している.ARMチップのデバッグ環境ADSに直接接続できるほか,RDI対応の他社製のソース・レベル・デバッガ,リアルタイムOSと連携してデバッグ作業を行える.MAJICが内蔵のマイクロプロセッサ(ARM710A)でJTAG制御データやトレース・データの前処理を行い,エミュレート処理の高速化を図っている.

 フラッシュ・メモリを搭載しており,ファームウェアをバージョン・アップできる.ファームウェアを変更して,ARM7/9以外のプロセッサに対応することも可能であるという.

 JTAGクロック(Tクロック)は最大40MHz.トレース・クロックは最大100MHzに対応している.ターゲット接続用に,14/20ピンJTAGコネクタと38ピンMICTORコネクタを用意している.

 MAJICの価格は485,000円.



東陽テクニカのホームページ
http://www.toyo.co.jp/pdt/


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