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Xilinx社,FPGA用32ビットCPUコア「MicroBlaze」を発売


 米国Xilinx社は,RISC型の32ビットCPUコア「MicroBlaze」を発売した.

 同社のFPGAであるSpartan-II,Virtex,Virtex-E,Virtex-IIの各ファミリで使用できる.Virtex-IIに組み込んだときの最大動作クロック周波数は,125MHzである.オン・チップ・バスとして,米国IBM社のCoreConnectバスを採用しており,PowerPCコア用の周辺回路をそのまま利用できる.CoreConnectバス対応の周辺回路として,アービタ,UARTを用意している.このほか,Ethernet MAC,SPI,ATM Utopiaレベル2インターフェースなどの回路を開発中である.

 FPGAにMicroBlazeを実装するには,400以上の論理セルが必要になる.Vertx-IIシリーズは一つの論理ブロック(CLB)に4論理セル(その他のファミリは2論理セル)を内蔵している.なお,一つのスライスは2個のLUT(look up table)を含んでいる.ゲート換算でLUTは約6ゲートである.

 開発キットとして,GNUベースのソフトウェア・ツール(コンパイラ,アセンブラ,デバッガなど)を用意している.Virtex-II開発用基板やFPGA設計ツールを含んだキットも提供する予定である.

 MicroBlazeの価格は495米ドル,開発キットの価格は未定.



Xilinx社のホームページ
http://www.xilinx.com/


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