ACCESSは，ゲーム機器やディジタル・テレビ受信機，PDA，カーナビ，携帯電話などに組み込める情報家電向けブラウザ「NetFront」の最新版「NetFront v3.0」を発売する．
同社の情報家電向けブラウザ「NetFront」，「Compact NetFront」の技術をもとに，一から仕様設計を行い，開発したという．インターネット上の標準規格であるHTML4.01(XHTML1.0, XHTML Basic 1.0)，HTTP1.1，HTTP Cookie，SSL Ver.2/3，TLS1.0などに準拠している．また ，カスケード・スタイルシート(CSS)やDynamic HTMLなどの規格に対応している．
ブラウザ本体をJavaScript実行環境などの機能モジュールと，HTMLやXHTMLのコンテンツ記述言語モジュール部に分離している．オプションで携帯電話用記述言語WML(Website Meta Languege)やディジタル･テレビ放送用記述言語BML(Broardcast Markup Language)といった特定分野向けの言語仕様の対応モジュールを用意している．付属のカスタマイズ・ツールでモジュール化された機能を取捨選択し，ハードウェア仕様にあったメモリ・サイズと機能でブラウザを構成できる．また，開発キットSDKで，OSとの接続部にあたるターゲット・アダプテーション・モジュール部は，利用するOS用に最適化する必要がある．
2001年第2四半期に評価用β版を，同第3四半期に製品版を出荷する．開発キットSDKの提供は2001年末になる．
ACCESSのホームページ
http://www.access.co.jp/
|
