米国Lineo社と米国Metrowerks社は，PowerPCプロセッサ「MPC8260」用開発ツール「CodeWarrior for Embedix Development System for the PowerQUICC II MPC8260」を発売する．
Lineo社は，Linux OS製品であるEmbedix SDKを発売している．CodeWarrior for Embedixは，Embedix SDK用に機能を拡張したソフトウェア開発環境である．今回の製品には，MPC8260を搭載した評価用ボード(Motorola製)が含まれている．このほか，Embedix SDKのコンパイルや開発プロセスの自動化を支援する「Target Wizard」などを含んでいる．WindowsまたはLinuxが稼動するパソコンをホストとして開発を行える．
MPC8260は，組み込み型PowerPCコアのEC603e，コミュニケーション・プロセッサ・モジュール(CPM)，システム・インターフェース・ユニット(SIU)をワンチップに集積したマイクロコントローラ製品である．同チップは，ネットワーク機器で比較的多く使われているという．
国内では，日本法人のメトロワークスとリネオ，および両社の代理店が販売を行う．価格は174万円．
Lineoのホームページ
http://www.lineo.com/
Metrowerksのホームページ
http://www.metrowerks.com/
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