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健全な肉体に,健全な精神が宿る
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健康博覧会2003レポート

 

組み込めないネット編集部
<<「元気よく働きましょう」プレゼント付き>>


 2003年3月26日〜28日,東京ビッグサイト(東京都江東区)にて,健康グッズや健康食品に関する展示会が開催された.人間の健康から植物の健康まで,幅広いニーズにこたえる製品が展示されていた(写真1写真2).


[写真1] 健康博覧会2003の入り口付近のようす


[写真2] 会場のようす
健康ブームはいまだ健在.大勢の来場者が訪れていた.



●LEDの意外な使い道

 島津サイエンスのブースでは,「ヒカリバン」なるものが販売されていた(写真3).本製品の輸入元は島津製作所(設計は同社が行い,製造を中国で行っている),販売元は森下仁丹である.赤色LEDを用いて,(急性の)筋肉痛や神経痛,肩こりなどの痛みを緩和させようという製品である.赤色LEDからは近赤外線が出ており,また浸透率も高いという.患部にこの近赤外線を集中してあてるため,レーザ光線治療と同じような効果があるという.

[写真3]「ヒカリバン」
1回の治療は3分間.1ヵ所に2回以上当てないようにという注意書きがある.本製品は50回使用できる.ボタン電池が2個入っているようだが,電池を交換することはできない.寿命がきたら買い換える必要がある.500円(税込み)で購入.


 使いかたはとても簡単.まず,本製品を人差し指(別にどの指でもいいが)にはめる.突起の部分は赤色LEDであり,ここを患部にあてる.そして,本製品の側面についているスイッチをONすると,LEDが3分間点灯する.3分間で患部は十分に暖められるため,痛みが和らぐという.

 ここで,素朴な疑問を説明員の方に投げてみた.

 「もしかして,普通に赤色LEDを買ってきて回路を組んで患部に当てても,効果はある?」

 「ある.ただし,使いやすい形にするのが難しい」

とのこと.


●マイナス・イオンのお話

 アンデス電気のブースでは,マイナス・イオン生成器「inti-Plus Mist ITG-503A」と,小型のマイナス・イオン生成器「inti」が展示されていた(写真4写真5).

[写真4]マイナス・イオン生成器「inti-Plus Mist ITG-503A」
普通の部屋には100個くらいのマイナス・イオンが存在するが,本機を使用すると10,000個近くのマイナス・イオンが生成される.10〜13畳に対応.4月から発売開始.

[写真5]小型のマイナス・イオン生成器「inti」
外径は約10cm四方.約6畳に対応.


 「単なる加湿器でもマイナス・イオンが発生するのでは?」

と問いかけたところ,説明員からは次のような答えが返ってきた.

 「ただの水蒸気の場合,確かにマイナス・イオンは発生するが,粒子が大きいたのでプ
ラス・イオンも多く発生してしまう.そのため,短時間でマイナス・イオンが消滅する.ITG-503Aでは,プラス・イオンを外に出さないようなくふうを施し,かつ,マイナス・イオンを水の粒子で取り囲むようにして放出しているので,消滅するまでの時間が約1分間となった.ちなみにintiは約5秒」

 さらに素朴な疑問をぶつけてみた.

 「最近,マイナス・イオンが売り文句となり,さまざまな商品が出ている.ところで,エアコンに取りつけるだけでマイナス・イオンが出てくるというフィルタもあるが,その効果は?」

 「フィルタによって効果はいろいろ.そのようなものでマイナス・イオンを生成する場合,一つの方法として微量の放射線を出す石をフィルタに使用することがある.放射線を空気中の粒子に当てることによって,その粒子からマイナス・イオンをはじきだすもの」

 なるほど.マイナスイオンを取りだすために,放射線を使うのか….なんだか,健康を害してしまいそうな気がするのは私だけだろうか….


●疲れをいやす半導体,シリコンは奥が深い…

 ケントスのブースでは,同社が開発した「ICアルファー半導体膜」を用いたマッサージのデモンストレーションを行っていた(写真6).


左側はデモンストレーション前の人の手.
右側はデモンストレーション後の人の手.

[写真6]ICアルファー半導体膜のデモンストレーション
肩こりがひどい場合.半導体膜が貼られた手ぬぐいのようなものを肩にかける.軽く肩をもんでもらって,その後は何もせずにただ座っている.これだけで,皮膚の温度がどんどん上昇していく.


 シリコンと酸化チタンなどで構成された本半導体膜を患部にあてることによって接触電位差を発生させる.すると,皮膚の電位が正常な状態に戻り,肩こり,冷え性,関節痛,目の疲労などを緩和させるという.

 肩用や手首用,ひざ用,ひじ用のサポータ,靴の中敷きなど,さまざまな部位のための製品をそろえている.


●お手軽いやし空間,これが職場にもあったらなぁ

 日本ソフケンのブースに目を引く物体があった(写真7).

[写真7]「空(COO)」
これはいったい何?


 これは,超いやし球体空間「空(COO)」.この中に入ると,あたかも母親の胎内にいるようなゆったりとした時間の流れを感じさせてくれるという(写真8).

[写真8]COOの中
素材にはトルマリンが配合されており,マイナス・イオン効果や遠赤外線の放出により,リラックスできるのだそうだ.


●いつまでも若い肌を

 LPGのブースでふと足を止めた.

[写真9]LPGのブースのようす


 そこでは,ボディ用とフェイス用のスキン・トリートメント器具のデモンストレーションが行われていた.最近,目の下のクマやしわが気になり始めている私は,フェイス用の「COSMECANIQUE」に注目した(写真10).

[写真10]COSMECANIQUEを用いたフェイス・トリートメント


 顔の皮膚を「吸い込む」→「挟む」という動作を繰り返す.私も目のあたりに本器具を当ててもらった.ぴくっぴくっと軽い刺激がここち良い.そんな私に操作係のお姉さんは,

 「ホント,きれいな肌してるわねぇ.メイクは全然してないんでしょ?」

 「…」

 

 実は,私はその日,長い時間をかけてファウンデーションを塗り,さらにアイシャドーまで入れ,自分の中ではかなり気合いを入れて化粧をしたのであった.なのに,ノーメークだなんて….

 これがほんとの「ナチュラル・メーク」?




●「元気よく働きましょう」プレゼント・コーナー


 いかがでしたか? 毎日毎日,がんばって働くのもたいせつですが,ときには自分の体のことも考えてあげましょう.

 そこで,いつもおしごとでクタクタになっているみなさんに,組み込めないネット編集部からのプレゼント.

(1) 「ICアルファー半導体膜」セット(1名)

長時間パソコンを使用するエンジニアにはもってこいのプレゼント.目の疲れ用「アイ・マッサージ」2組と肩こりや腰痛に効く「マッサージ・シール」をセットでどうぞ.

(2) 「ICアルファー」ボールペン(黒)とシャープペンのセット(1名)

ケントスが開発したICアルファーをボールペンとシャープペンに適用.書くだけで疲れが和らぐという.

(3)「ヒカリバン」青またはオレンジ(各1名)

赤色LEDのいやし効果をお試しあれ.



 プレゼントご希望の方は,組み込めないネットへのご感想,ご希望のプレゼントの番号(3番の場合は希望する色),送付先住所,氏名,電話番号,メール・アドレスをお書きのうえ,ご応募ください.あて先は,

Webmaster@kumikomi.net
ただし,Subject(件名)は『健康グッズ・プレゼント』としてください.(応募〆切4月2日)

当選は発送をもってかえさせていただきます.

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