オリジナルOS「MicrOS」の設計と実装

――第3回 MicrOSのシステム・コール

田口 信夫

Interface誌の2007年5月号に付属したV850マイコン基板で動作するオリジナルOS「MicrOS(マイクロス)」が登場した.今回はMicrOSのシステム・コールについて解説を行う.なお,本OSのソース・コードはInterface誌のWebサイトからダウンロードできる.

(編集部)

 今回は,MicrOSを制御OSとして使用する組み込みシステムを作成するときに,アプリケーション・ソフトウェアの側で利用できる機能について説明します.

 MicrOSは,OSとしては定義している言葉が少なく,処理構造も単純です.ソース・コードを公開しているので,MicrOSをブラックボックスのOSとして扱わず,できるだけ処理している内容を理解して使ってください.OSに対する機能追加やサービス方法の変更といったアプリケーション固有のカスタマイズも比較的簡単です.

 カスタマイズを行うには,MicrOSのソースを直接変更します.このような手段を取ることによって,より効率的なアプリケーション・システムの制御が行えます.MicrOSはアプリケーション・システムを効率的に制御できるように開発したOSで

.このような目的があるからこそ処理構造を単純にし,できるだけ少ない概念でマルチプログラミング環境を提供するように構成しています.

 MicrOSの制御の概要と主な用語を表1PDF :432KB)に示します.

表1

表1 MicrOSの制御の概要と主な用語(PDF: 432KB

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