とあるアナリストによる意見ですが,まあおおむね正論でしょう.Linuxだけの問題ではなくて,すべてのOSが対応するべき課題でしょうね.
1. モバイル向けネット端末
小型のモバイル向けデバイスに組み込まれているLinuxをデスクトップ用途やネットブックと同じレベルにしなければならない.すでにPCとネットブックでは完全に同じ環境が得られている.2012年には,世界中で約4億台のモバイルネット端末が出荷されると予想されている.しかし,現状ではUIがバラバラで統一されていない.これはLinuxにとって変革の機会でもある.Linuxにとって,インターフェースの問題は大きかった.個々のデバイスに応じて改変をしすぎてきていたのだ.
2. 3次元スクリーン
UIの問題は,Linuxユーザにとって大きな問題であり,3次元UIに変えられることになるだろう.すでに3次元UIを実現させる技術は確立されているが,現時点でのユーザがそれを受け入れる気があるかどうかである.ネットブックのような個人で使う機器で簡単かつ使いやすいUIが考え出されれば,すぐに普及するだろう.Linuxの利点は,独自のUIを作るのが簡単だという点である.
3. 3次元タッチ・パネル
すでに三菱電機が指とパネルの距離を検出できる静電容量方式のタッチ・パネルを公開している.これは将来において重要になる技術である.特にモバイル向けネット端末などで3次元的に操作できるようになれば,とても便利になるはずである.
4. クラウド・コンピューティング
すでに多くのPCユーザはクラウドがコンピューティングに変革をもたらすと感じている.これはたいへん大きな出来事だ.PCが他の何かに変わることは無いだろうが,PCがモバイル向けネット端末と連携して使えるようにされるには,クラウドが必要だ.計算や大容量データの保存はクラウドが行い,モバイル向けネット端末でもビデオや音楽,その他の大容量データが使えるようになるだろう.Linixはクラウド向けとして柔軟に対応できるクライアントOSである.
5. 仮想化
今現在の仮想化技術はまだ速度が遅い.早急かつ簡単にLinuxで仮想化が行えるようにならない限り,サーバとしてのLinuxに魅力は無い.将来的に,仮想マシンによって,どんなに古くさいアプリケーションでも動かすことができるようになるだろう.
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この意見,二律背反な部分を含んでいるように思います.
「Linuxの利点は,独自のUIを作るのが簡単だという点である」というのは事実ですが,その結果,「現状ではUIがバラバラで統一されていない」状況になっています.UIを統一するためには,OSの推奨するUI(標準UI)は簡単に書けるようにするのが一番だと思います.独自UIを作るのがものすごく面倒な方が良いくらいで,その方が標準UIを使う気になり,結果的に統一されるでしょう.
独自UIが簡単に作れて,なおかつUIが統一されるような柔軟なシステムって難しそうですが….
そこでAndroidが期待を背負っているのではないかと思います。ただ、ネットブックまでは我慢できたとしても、デスクトップだと難しいでしょう。
その反対をやっているのがアップルで、中身は同じでもUIは変えざるをえませんでしたよね。
その点で成功しているのはマイクロソフトですが、今のところスマートフォンでは別のOSになってますね。
これらの整合性が、各メーカに与えられた大きな課題でしょう。
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