IDT,消費電力が45mW〜65mWと小さいPCI Express用クロック生成/バッファLSIを発売
 米国IDT(Integrated Device technology)社は,PCI Express用クロック生成LSI「9FGVxxxxファミリ」,およびクロック・バッファLSI「9DBVxxxxファミリ」の特定顧客向けのサンプル出荷を開始した.消費電力は45mW〜65mWと小さい.それぞれのファミリについて,出力ポート数(2/4/8),および終端抵抗の有無の異なる6品種を用意する.PCI ExpressのGen1,Gen2,Gen3のタイミング規定に準拠している.

 クロック生成LSIの電源電圧は1.8V,出力電圧は0.8Vまたは1.8V,消費電力は45mW〜62mW.入力クロック周波数は25MHz,出力クロック周波数は25.1GHz.スプレッド・スペクトラムによるノイズ低減機能を備えている.

 バッファLSIの電源電圧は1.8V,出力電圧は0.8V,消費電力は52mW〜65mW.対応できるクロック周波数範囲は30MHz〜137.5MHz. これらのLSIの多くは,システム管理に利用されるSMBusアドレスを備えており,例えば差動スルー・レートやノイズ調整用の差動振幅をSMBusで設定できる.さらに,各出力は電力管理に利用できる出力イネーブル・ピンを備えている.

 パッケージは,外形寸法が4mm×4mm,5mm×5mm,6mm×6mmの3種類のQFNを用意する.

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