National Instruments,LabVIEWの新版にロボティクス・シミュレータやGPU解析ツールキットなどを追加
 米国National Instruments社は,計測システムや制御システムの開発環境であるLabVIEWの新版「NI LabVIEW 2012」に,ロボティクス・シミュレータやGPU解析ツールキットなどを追加した.

 ロボティクス・シミュレータは,CADモデル・インポート機能,ロボット・シミュレーション・モデルの作成機能,ロボティクス環境シミュレータのウィザード機能などを備えている.GPU解析ツールキットを利用すると,LabVIEWアプリケーションと米国NVIDIA社のCUDA GPUチップを通信させることができる.あらかじめインターフェース部のラッパを用意しておけば,GPUチップで信号処理プログラムや線形代数関数を実行したり,GPUアプリケーションをLabVIEWから呼び出したりできる.

 このほか,マルチコア解析やスパース行列処理のためのツールキットや,iPad上でLabVIEWの制御・表示を可能にするモバイル・アプリ,新しいテンプレートやサンプル・プロジェクトなども提供する.マシン・ビジョン関数ライブラリやFPGA設計機能も強化した.

■価格
169,000円から(税別)

■連絡先
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
TEL:0120-527196
E-mail:salesjapan@ni.com

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