Xilinx,C/C++/SystemC入力のﾋﾞﾍｲﾋﾞｱ合成ﾂｰﾙを含むFPGA設計環境の一般ﾕｰｻﾞ向け出荷を開始
米国Xilinx社は,C/C++/SystemC入力のﾋﾞﾍｲﾋﾞｱ合成ﾂｰﾙを含むFPGA設計環境｢Vivado Design Suite 2012.2｣の一般ﾕｰｻﾞ向け出荷を開始した．開発対象となるﾃﾞﾊﾞｲｽは,同社の7ｼﾘｰｽﾞFPGAと,ARM Cortex-A9ｺｱを内蔵したZynq-7000 EPP(Extensible Processing Platform)．既存のISE Design Suite DSP EditionとISE Design Suite System Editionのﾕｰｻﾞは,追加のﾗｲｾﾝｽ費用を支払うことなくﾋﾞﾍｲﾋﾞｱ合成ﾂｰﾙを使用できる．
ﾋﾞﾍｲﾋﾞｱ合成ﾂｰﾙのほか,SystemVerilogに対応した論理合成ﾂｰﾙ,静的ﾀｲﾐﾝｸﾞ解析ﾂｰﾙ,およびﾀｲﾐﾝｸﾞ,配線密度,配線長の三つの設計制約を同時に最適化できる配置配線ﾂｰﾙなどを備えている．
Vivado Design Suiteには,｢Vivado Design Edition｣と｢Vivado System Edition｣の2種類の構成がある．後者には,高位合成ﾂｰﾙとDSP設計ﾂｰﾙであるSystem Generator for DSPが含まれる．
■連絡先
ｻﾞｲﾘﾝｸｽ株式会社
TEL:03-6744-7970
(c)2012 CQ出版