セイコーインスツル,消費電流が0.1nAと微小な光検出ICを発売
 セイコーインスツルは,電源電圧が5.5V時の消費電流が標準で0.1nAと微小な光検出IC「S-5470」を発売した.消費電力は1nW以下となる.フォトダイオードや発光ダイオードなどの受光素子(光発電素子)と組み合わせて利用する.1個の受光素子を用いた明暗検知,および2個の受光素子を用いた照度差による遮光検知に利用できる.例えばマウスやキーボード,リモコン,携帯機器の自動電源OFF,非接触スイッチなどに利用可能.

 本ICは0.7nAの光電流を検出できる.同社が独自に開発した低消費電力のCMOS回路技術を用いており,増幅回路なしの検出が可能となった.動作電圧範囲は0.9V〜5.5V.パッケージは2.9mm×2.8mm×1.3mmの5ピンSOT-23.

■価格
200円(サンプル価格)

■連絡先
セイコーインスツル株式会社
TEL:043-211-1193

(c)2012 CQ出版