Mentorの機能検証環境がカバレッジ・データベースの標準APIであるUCIS 1.0に対応
米国Mentor Graphics社は,同社の機能検証環境「Questa」がカバレッジ・データベースの標準API規格である「UCIS(Unified Coverage Interoperability Standard)1.0」に対応したことを発表した.UCISは,LSI設計技術やEDA技術の標準化推進団体であるAccellera Systems Initiativeが策定している規格で,検証の進捗管理に使用するカバレッジ(網羅率)情報を格納したデータベースにアクセスする手法を規定している.特定の検証ツールや検証プロセスには依存しない.
従来,シミュレータなどが出力するカバレッジ情報の形式はEDAベンダごとに異なっており,異なるツールが出力したカバレッジ情報を一括して取り扱うことが難しかった.Mentor社は2008年に同社のカバレッジ・データベースが採用しているUCDB(Unified Coverage Database)仕様をAccelleraに寄贈している.
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