Microsoftのテスト・チームを率いるRollison氏が10年目を迎えるソフトウェア・テスト・シンポジウムにて講演
 特定非営利活動法人 ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)およびJaSST Tokyo実行委員会は,2012年1月25日(水)〜26日(木),目黒雅叙園(東京都目黒区)にて,「ソフトウェアテストシンポジウム 2012 東京(JaSST'12 Tokyo)」を開催する.基調講演として,Microsoft社のBj Rollison氏が「How We Test At Microsoft マイクロソフトでどのようにテストをしているのか?」と題した講演を行う.同氏は,Windows Phoneの開発チームにおいてテスト技術者(SDET:Software Design Engineer in Test)を率いており,書籍「How We Test Software at Microsoft」の著者の一人でもある.

 本イベントは,ソフトウェアテスト技術者交流会(TEF)の活動として2003年に始まり,有志である実行委員の活動によって年1回開催されてきた.開催地も最初は東京のみであったのが,大阪,札幌,九州,四国,北海道,新潟と徐々に増えてきた.今回,東京での開催が10回目となるのを記念して,第1回の基調講演を担当した東海大学の山浦 恒央氏が招待講演「ソフトウェア・テストの30年前と30年後」を行う.同氏は,Boris Beizer氏の「ソフトウェアテスト技法」の翻訳者でもある.

 本イベントは,ソフトウェア・テストや品質に関する講演や発表,チュートリアルなど,さまざまなセッションから成り立っている.初心者向けのミニチュートリアルや,テストにかかわるエンジニアおよびプロジェクト・マネージャに対するアンケート結果に基づいたセッション「クイズ100人に聞きました 2012」,技術者の喜怒哀楽をテーマにした替え歌を発表するセッション「ライトニングトークス〜JaSST10周年記念 替え唄だよ全員集合!〜」,与えられた仕様書に基づいてテスト設計を行う「テスト設計コンテスト」などを実施する.また,昼食を食べながら未知の人と知り合いになれる「ネットワークランチサービス」,実行委員が展示ブースのツアー・ガイドを務める「展示ブースツアー」なども実施される.

 本イベントの申し込み締め切りは1月19日(木) 17時である.なお,テスト設計コンテストは既に募集を終了しているが,ライトニングトークスの替え歌は引き続き募集中(1月18日(水)締切,10組を先着順で募集).また,ネットワークランチも事前に申し込む必要がある.

■連絡先
JaSST'12 Tokyo 実行委員会事務局
E-mail:tokyo-query@jasst.jp

(c)2012 CQ出版