Infinera,500Gbpsの伝送用光集積回路を搭載したパケット光トランスポート・ネットワーク(P-OTN)装置を発売
 米国Infinera社は,5T(テラ)bpsの伝送に対応したパケット光トランスポート・ネットワーク(P-OTN)装置「DTN-X」を発売する.本装置には,DWDM(高密度波長分割多重),OTNスイッチング,MPLS(Multi-protocol Label Switching)スイッチングの三つの機能が統合されている.今後の拡張により,例えば100TbpsのノンブロックOTNスイッチやMPLSスイッチを実現できるという.

 本装置のボードには,最大500Gbpsの伝送に対応した自社開発の光集積回路(PIC)が実装されている.一つの光集積回路のチャネル数は5.約600の機能を1モジュールに集積したという.ボードを増設することにより,500Gbps単位で伝送速度をアップグレードできる.同社はすでに,OFC(Optical Fiber Conference)にて,1Tbpsの伝送に対応した光集積回路も発表している.

 本装置は10Gbps/40Gbps/100GbpsのEthernet,10Gbps/40GbpsのSONET/SDH/OTNインターフェース,100GbpsのOTNインターフェース,8Gbps/10GbpsのFibre Channel,マルチビット・レートのクリア・チャネルとのインターフェースなどに対応する予定.フルラック・サイズ,マルチベイ対応の機種,およびハーフラック・サイズの機種を2012年前半に出荷する.

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