アットマークテクノ,IEEE 802.11b/g対応の無線LAN評価キットを発売
 アットマークテクノは,IEEE 802.11b/g対応の無線LAN評価キット「AWL12-D01Z」を発売する.ロームが無線LANモジュールを,日新システムがLinuxのデバイス・ドライバを供給する.アットマークテクノ製のARMボード「Armadilloシリーズ」と組み合わせて使用することを想定している.

 AWL12-D01Zは,ローム製の無線LANモジュール「BP3590」を搭載する.外形寸法は24.0mm×33.1mmと小さい.動作温度範囲は-40℃〜+85℃.ボード上にアンテナを搭載しており,外部アンテナにも対応する.技術基準適合証明などは取得済み.ARMボードのArmadilloとAWL12-D01Zは,SDIOインターフェースにより接続する.

 試作開発用の本キットには,Armadillo-WLANモジュール本体とArmadillo-400シリーズに装着するための拡張ボード,SDカード型ベース・ボード,アンテナ,Linuxデバイス・ドライバ・ソフトウェア(バイナリ・コード)を収録したCD-ROMが同梱される.また,Armadillo-420とArmadillo-WLANモジュールを組み合わせた「Armadillo-420無線LANモデル開発セット(A4201-D00Z)」も用意する.量産用のArmadillo-WLANモジュール(型名:AWL12-U00Z)は1台から購入可能で,100台購入時の価格は8,000円以下となる見込み.

■価格
21,000円(AWL12-D01Z,試作開発用の無線LAN評価セット)
8,000円(AWL12-U00Z,量産用の無線LAN評価セット)
52,500円(A4201-D00Z,Armadillo-420無線LANモデル開発セット)

■連絡先
株式会社アットマークテクノ
TEL:011-207-6550
E-mail:info@atmark-techno.com

(c)2010 CQ出版