東京エレクトロン デバイス,Atomプロセッサを搭載したAndroid評価キットを発売
 東京エレクトロン デバイスは,Atomプロセッサを搭載したAndroid評価キット「Androidスタータキット」を発売する.本キットを利用すると,Androidプラットフォームやアプリケーションの開発を,短期間でかつ低コストで始めることができるという.

 評価用CPUボードには,米国Intel社のAtomプロセッサ(Z530,動作周波数1.60GHz)とチップセット(US15W),512MバイトのDDR2-533メモリを搭載する.また,グラフィックス・コントローラ( GMA500)と最大256MバイトのVRAMを備える.さらに外部インターフェースとして,5ポート(ホスト4ポート,ターゲット1ポート)のUSB 2.0,DVI-D(Digital Visual Interface,ディジタル専用),オーディオ入出力(Line in,Line out,MIC),10/100/1000Base-T,44ピン・1ポートのパラレルATA(UDMA100),4GバイトのCompactFlashメモリを持つ.評価ボードの外形寸法は100mm×72mm.

 ソフトウェア開発環境として,開発環境構築済みのLinuxのハードウェア・イメージをUSBハードディスク装置に収録している.これを利用すると,Ubuntu 10.04 LTSをベースとしたAndroid OSビルドとアプリケーション開発が行える.

 本評価キットを使用した有償セミナも企画している.

■価格
89,800円(税別)

■連絡先
東京エレクトロン デバイス株式会社
TEL:045-474-7074

(c)2010 CQ出版