Rohde & Schwarz,外形寸法が770mm×760mm×695mmとコンパクトな電波暗箱を発売
 ドイツRohde & Schwarz社は,外形寸法が770mm×760mm×695mmとコンパクトな電波暗箱「R&S DST200」を発売した.本電波暗箱を利用すると,再現性のある電波放射試験を開発者の手元で行える.電磁放射ノイズや自己干渉,共存性試験,OTA(Over-the-air)によるアンテナ・パターンなどの測定に利用できる.

 本電波暗箱は,700MHz〜6GHzの帯域に対応したテスト用の円偏波アンテナを備えている.シールド性能は110dBと高く,例えばGPSレシーバの感度試験なども行える.シールド性能を引き上げるため,ドア部分について特殊なロック機構を開発したという.

 オプションとして,2軸の回転角を持つ3次元ポジショナ「R&S DST-B150」を用意する.3次元ポジショナを利用すると,アンテナに対する被測定物の向きを自由に調整できる.また,本体の上下にシールドされたコンパートメントが用意されており,ここにプリアンプやRFフィルタ,RFフィードスルー終端器などを格納できる.

■価格
299万円(税別)から

■連絡先
ローデ・シュワルツ・ジャパン(株)
TEL:03-5925-1270

(c)2010 CQ出版