富士ソフト,μITRONに対応したXML形式の組み込み機器向けデータベースを発売
富士ソフトは,XML形式の組み込み機器向けデータベース「MISSION ver.1.1μiTRON版」の発売を開始した.XML形式のデータベースには,RDB(Relational Database)と比べてデータ構造を柔軟に変更できるという特徴がある.また,データの格納や操作も効率的に行える.
本データベースは,ACID(Atomicity, Consistency, Isolation, Durability)トランザクションに対応している.例えば急な電源断があっても,データの完全性を保証できる.また,画像データなどのバイナリ・データを直接データベースに入れて管理できる.また,インデックスにも対応している.
同社は2009年12月に,本データベースのWindows XP版とWindows CE版を発売した.また2010年2月に,バイナリ・データ格納機能を追加した「MISSION ver.1.1」を発売した.この際に,Linuxにも対応した.その後,組み込み機器開発関連の企業からμITRON対応の要望が多くあったため,今回,μITRON版を開発したという.
2010年秋にはAndroid版の発売を予定している.このほか,iOS,MAC OS Xにも対応する予定.
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